上原隆平(Ryuhei Uehara)の自己紹介

特徴

[著者遠影]
[著者遠影]
[著者近影]
[著者近影]
最近思うこと研究とはライフスタイル
最近の特徴激しい物忘れ
モットー人に厳しく,地球にやさしく
趣味自転車のパンクの修理
最近の趣味雪かき
本当の趣味自転車と登山.あるいは自転車で登山.
普段の居場所 たいていはJAISTの3棟の6階にいます.

職歴

1991年4月1日〜1993年1月31日: キヤノン(株)情報システム研究所
1993年4月1日〜1998年3月31日: 東京女子大学 情報処理センター助手
1998年4月1日〜2001年3月31日: 駒澤大学 文学部 自然科学教室講師
1998年4月1日〜2000年3月31日: 東京工業大学 情報理工学研究科 非常勤講師
1999年4月1日〜2001年3月31日: 一橋大学非常勤講師
2001年4月1日〜2003年3月31日: School of Computer Science, Faculty of Mathematics, University of Waterloo (Canada) 客員研究員
2001年4月1日〜2004年8月31日: 駒澤大学 文学部 自然科学教室 助教授
2004年9月1日〜2011年5月31日: 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科助教授(2007年4月から呼称が准教授に変更)
2005年10月22日〜2005年11月22日: Institute of Theoretical Computer Science, Department of Computer Science, ETH Zürich (Switzerland) 客員研究員
2005年12月25日〜2006年1月25日: Theory of Computation Group, Computer Science and Atrificial Intelligence Laboratory, MIT(USA) 客員研究員
2011年6月1日〜: 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科教授
2012年4月1日〜2012年6月31日: School of Computer Science, Simon Fraser University(Canada)客員研究員
2012年7月1日〜2012年12月31日: Theory of Computation Group, Computer Science and Atrificial Intelligence Laboratory, MIT(USA)客員研究員
2013年1月1日〜2013年1月31日: Universitat Politècnica de Catalunya (Spain) 客員研究員
2013年2月1日〜2013年3月31日: Algorithms Research Group, Department of Information, Universite libre de Bruxelles(Belgium) 客員研究員
2014年4月1日〜2016年3月31日: 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 評議員
2018年4月1日〜2019年3月31日: 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 評議員
2019年4月1日〜2021年3月31日: 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学系 学系長
2022年4月1日〜現在: 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学系 評議員 兼 コンピューティング・サイエンス研究領域長

研究テーマ

理論計算機科学,特に[アルゴリズムの設計や解析][計算量理論][グラフ理論]に興味があります. 端的に言えば『離散的な構造』をもち,『困難であるように見える』問題を『とにかく何とか解決したい』というのが主な 研究テーマです.具体的には以下のテーマが最近の守備範囲です.

グラフクラス
一般の場合を考えると困難な問題でも,ある程度の妥当な制限のもとでは妥当な解が得られる場合があります. 一般のグラフ構造の上では困難な問題でも,例えば平面グラフ,区間グラフ,などといった制限されたグラフモデル上で考えると, 問題が簡単になる場合があります.こうしたグラフクラスと,関連した問題の困難さに興味があります. 電子情報通信学会の会誌に書いた 解説論文「グラフクラスとアルゴリズム」を拡充したものがありますので,興味のある人はどうぞ.
確率的なアルゴリズム(乱択アルゴリズム)
コインやサイコロといった,確率的な振舞をする能力を持たせたコンピュータモデルです. 確率的なふるまいを含む問題やアルゴリズムは,時に非常に興味深い計算をしてくれることがあります.
近似アルゴリズム
厳密な解を求めるのが困難な問題に対しても,ある程度の誤差を許すと,妥当な解を得られる場合があります. 理論的な解析をきちんと行うと,正しい解が求められなくても,誤差の上限を見積もれることがあります.
計算折り紙
アルゴリズムとは『コンピュータ』というモデルの上での「計算」という操作の列です. 同様に,折り紙は『紙』という対象の上での「折り」という操作の列です. こうした視点で捉えると,コンピュータサイエンスの方法論で折り紙や一般の「折り」を科学することができます. 電子情報通信学会に書いた 解説論文「折り紙とコンピュータサイエンス」を拡充したものがありますので, 興味のある方は御覧下さい. また各種の展開図に関する研究も行っています. 展開図は,身近であるにもかかわらず,わかっていないことが多くておもしろいテーマです.例えば 複数の箱を作ることができる展開図の研究結果などを公開しています.
パズルやゲーム
パズルやゲームも,ある意味で計算モデルとして考えることができます. 特にパズルやゲームの計算量的な困難性は興味深いです.

折り紙,パズル,ゲームをはじめ,多面体,展開図,幾何的玩具など, 研究テーマに近いような遠いような,半分趣味的なものを 別ページ にまとめてあります.このページのエセブログがもっとも更新頻度が高いです.


Last modified: Tue Jan 15 18:11:57 JST 2008
by R.Uehara (uehara@jaist.ac.jp)
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