折り紙とパズルと多面体のページ
北陸先端科学技術大学院大学の
上原隆平が最近凝っている
- 折り紙,飛び出す絵本,ペーパークラフト(Origami, Pop-up book, Paper craft)
- パズル,不可能物体(Puzzle, Impossible object)
- 多面体,展開図(Polyhedron, Development or Net)
関連のページです.
イベント覚え書き・
ブログもどき・
上原の関連する結果へのリンク集・
その他のリンク集です.
出張その他で,うまくタイミングが会えば行きたいなぁと思っているイベント類や場所のメモです.
行けるかどうかは運次第 :-)
- 期間限定タイプ
- 期間はあまり関係ないところ
- 沖縄草玩具館:沖縄!
- 旭川ぱずるミュージアム:これは行ってみたいなぁ.
- 日本玩具博物館:玩具の収蔵品が9万点ほどあるとか.
本人の備忘録に近いメモ書きです.基本的には上に行くほど新しいです.
- 2023/03/前半 Dagstuhl・Utrecht・Hamburg訪問
- Dagstuhlに久しぶりに呼んでもらえたので,ついでに足を伸ばしてUtrechtとHamburgのSTACS 2023に参加.
2週間近くもヨーロッパに滞在するのは何年ぶりでしょう.
Dagstuhlは完全に缶詰になっていたので,パズルっぽいものを探すことはできませんでした.
むしろたくさんのパズルを持ち込んで,会議の参加者をケムに巻いていました.
- UtrechtはSuperDryとかFlyingTigerとかいろいろと面白い店があって楽しいです.
またToy Shopで検索したら,いくつか良い感じのお店を見つけました.
それらのお店でSmart Gamesのパズルを3つと,シリコン製の正12面体を購入.
正12面体は雑貨屋で一つだけあったので,正体は不明です.幼児の玩具か,ペット用の玩具かも
しれません.けっこう柔らかいです.他の多面体もあったらよかったのにな...
- Hamburgは初めて来ました.電車が乗りやすくて私の中ではバンクーバーに印象が似ています.
アムステルダムのスキポール空港の中でRolit Travelというゲームを見つけて買いました.
Rolitは昔から気になっていて大きいしなぁと思っていたのですが,それのハンディ版ということで,私にはぴったりです.
Rolitそのものは基本的には4人オセロで,まぁ自然なゲームなのですが,
問題はそのコマで,球体の表面を4面体っぽく分割して,4色で彩色してあります.これは心惹かれます.
Hamburgでベトナム・タイ料理の店を見つけてご飯を食べていたら,壁のディスプレイに目を惹かれました.
多くはよくあるタイプのカゴなどの竹細工だったのですが,一つだけ見事な半球のザル(?)が.
ベースになっている多面体は,ジオデシック・ドームの双対かなぁと思いますが,それにしても見事な細工物ですね.
店員の女性(ベトナム人)にベトナム製なのか聞いてみたけど,わかりませんでした.
お店はベトナムとタイ料理といいながら,天ぷらとかも売ってたから,アジアの範囲が広すぎる...
- 2023/02/04 駅前の本屋で見つけたパズル本とパズル折り紙
- 駅前の本屋で,先日関西パズルの会で話題になっていた「ちいかわパズル」を見かけたので購入.
パズルの作者が「少しずるいパズル」の作者である「たつなみ」氏なので,見た目よりも「ずるい」です.
大人が気づかずに子供へのプレゼントとかにしちゃうと,不都合があるんじゃなかろうかと余計な心配をしてしまいます.
またJAISTの近くの鶴来の名物「こびとづかん」の折り紙を見つけたので購入.
普通の折り紙とは,だいぶ違う...
- 2023/02/ 葉樹林訪問
- 3年ぶりにLAシンポジウムが京都大学の数理解析研究所で開催されたので現地参加.自分の関連する発表は展開図関係の以下の発表.
- 塩田 拓海, 鎌田 斗南, 上原 隆平.
直方体の格子展開図における重なり,
LAシンポジウム2022, pp. 9:1-13, 2023/01/31.
研究会の合間に葉樹林を訪問.
諸々の情報交換など.執筆中の本の中に大いに活かせそうな情報をいろいろと教えていただきました.ありがとうございました.
覚書を兼ねてまとめておくと,
- 4 tricky 2 way:Frederickson氏のDissectionをパズルとしてまとめたもの.正方形が別の正多角形になるものが4種類.
- スライディングブロックパズル類:最近興味がとてもある,スライディングブロックパズルの,ある時期の代表的な3種類.
NojiさんのSliding Metamorphosis,KohfuhさんのLinking Rings,そしてご近所のHiroshiさんのSlide & Place Jr.です.
三者三様の個性的な工夫があって,大変興味深いです.
- 砂時計の不可能物体:これも気になっていました.そのうち自分でも作ってみよう...
砂時計と言えば,私のところには3分計・5分計・7分計が一つにくっついた砂時計があり,
以前からパズルっぽいなぁと思っているのですが,
どう考えてもバラバラに使う場合以上の方法が思いつかない...パズルを作るパズルになってます.
- 2023/01/12 パズラボ帖他
- ものすごく久しぶりにパズラボ帖の新刊が出たという情報を聞いて,
パズラボで購入しました.あとは以前から気になっていた
kohfuhさんのLoop Dも購入.はずるCAST CROSS発売記念のPuzzlab Folding Puzzleが0円で
売っているのを偶然見つけて一緒に購入(?).相変わらず作者の人柄を伺わせる気持ち良いパズルです.
ポッドキャストで「パズルの話半分」と
いうラジオっぽいことをはじめているのにも,初めて気づきました.
なんというか,飲み会で隣で話しているかのような感じが懐かしいです.
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以下,上原が折り紙,パズル,多面体に関しておこなった研究のごく簡単な解説とリンクです.
アカデミックな業績とその他と分けてあります.
ただしアカデミックかどうかは主観によるかもしれません.
-
書籍:『完全版マーティン・ガードナー数学ゲーム全集』
- マーティン・ガードナーの数学ゲーム全集の翻訳です.
プロジェクトとしては全15巻シリーズになる予定で,原著は4巻まで出ています.
日本語版は1,2巻は2015年,3巻は2016年,4巻は2017年に出ました.
-
書籍編集『ORIGAMI6』
- 折り紙のサイエンスに関する国際会議
6OSME(The 6th International Meeting on Origami in Science,
Mathematics and Education)の会議録(論文集)です.私の書いた論文も載ってます.
アメリカ数学会(AMS)から出ています.
書籍:『はじめてのアルゴリズム』
- 書き下ろしです.近代科学社の『はじめての〜』シリーズの一つです.
サポートページもあります.
アルゴリズムを理解するためのパズルとして,ハノイの塔,エイト・クイーン,ナイトの巡回問題などを取り上げました.
あとは細かい小ネタにパズルっぽい話がちらほらとあります.
書籍:『折り紙のすうり』
- 原著は``How to Fold It:
The Mathematics of Linkages, Origami, and Polyhedra''という本で,
著者はJoseph O'Rourkeです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
書籍:『ゲームとパズルの計算量』
- 原著は"Games, Puzzles, & Computation"という本で,
著者はRobert A. Hearnと
Erik D. Demaineです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
書籍:『幾何的な折りアルゴリズム』
- 原著は``Geometric Folding Algorithms: Linkages, Origami, Polyhedra''という本で,
著者はErik D. Demaineと
Joseph O'Rourkeです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
- じゃばら折りの複雑さに関する研究
- じゃばら折りや,その一般化パターンを効率よく折ることについての研究をしています.
-
じゃばら折りや,その一般化パターンに対して,高速に折り目をつける方法を研究しました.
紙を重ねて折れば相当効率よく折り目をつけることができます.このテーマについては,
以下の国際会議での発表が一番詳しいです.
-
じゃばら折りの折りたたみ方は1通りしかないですが,一般の山谷パターンの折りたたみ方は
たくさんあります.指数関数的に多いです.そうした多くの選択肢の中から,
紙の延びを最小化する折りたたみを見つけるための研究をしています.このテーマについては,
今のところ以下の国際会議での発表が一番詳しいです.
いずれ以下の国際会議の会議録が出たら,それが一番詳しいものになるはずです.
- 複数の箱を作ることができる展開図
- 以下の各種のページを御覧下さい.
- 飛び出す絵本のNP完全性
- 以下の本に掲載されてるのが一番詳しいです.
- 浮き出し迷路の生成アルゴリズム
- 浮き出し迷路(答を塗りつぶすと絵になる迷路)を自動的に生成するアルゴリズムに関する研究です.
東工大の岡本さんと私とで最初に発表した論文が
で,論文そのものはここにあります.
そのあと,いくつかの拡張が行われました.
岡本さんがここにまとめてくれています.
- 折り紙の決定不能問題
- 折り紙を「実数平面」と考えると,ちょっとおかしな定理が示せます.
ほとんどの実数は「折れない」ため,折り紙の上のほとんどの点は「正確に折る」ことができません.
その議論をさらに進めると,与えられた点を折れるかどうか,有限の時間内で判定できなくなります.
こうした結果を以下で発表しました.
この結果をどう受け止めたらいいのか,私もよくわかりません.
- ↓以下,そのうち書きます.↓
- Voronoiゲームの複雑さ
- 一般化Hi-QのNP完全性
- 一般化KaboozleやシルエットパズルのNP完全性
- 一般化UNOの複雑さ
- 『折紙探偵団コンベンション折り図集Vol.15』
- 私がデザインした「目玉」が掲載されています.
- 『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.5』
- 私がデザインした「市松サイコロ」が掲載されています.
講習会で取り上げた「十字架」や「組めるパターン/組めないパターン」もおりを見てまとめてどこかに出したいです.
- 『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.6』
- 石川在住のパズル作家,山本浩さんと
コラボした作品「不思議な立体」が載っています.
1枚の紙に切れ目を入れて折るだけで,かなり面白い立体もどきが作れます.
- 幾何的な玩具類
- 展開図などの研究をするときに便利な玩具類を集めたページです.
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Last modified: Sun May 31 21:19:58 JST 2015
by Ryuhei Uehara (uehara@jaist.ac.jp)
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