折り紙とパズルと多面体のページ
北陸先端科学技術大学院大学の
上原隆平が最近凝っている
- 折り紙,飛び出す絵本,ペーパークラフト(Origami, Pop-up book, Paper craft)
- パズル,不可能物体(Puzzle, Impossible object)
- 多面体,展開図(Polyhedron, Development or Net)
関連のページです.
イベント覚え書き・
ブログもどき・
上原の関連する結果へのリンク集・
その他のリンク集です.
出張その他で,うまくタイミングが会えば行きたいなぁと思っているイベント類や場所のメモです.
行けるかどうかは運次第 :-)
- 期間限定タイプ
- [2023/07/07-2023/08/20] 目と遊ぶ@シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
- [2023/06/29-2023/08/21] 宇宙遊<原初火球>から始まる@国立新美術館
- [2023/07/15-2023/08/31] 第15回からくり箱アイデアコンテスト展覧会@箱根からくり美術館・クラフトえいと
- [2023/07/15-2023/09/03] しかけ絵本の世界展@市川市文学ミュージアム
- [2023/06/24-2024/01/14] つながる形展2.5@Intercommunication Center
- 期間はあまり関係ないところ
- 沖縄草玩具館:沖縄!
- 旭川ぱずるミュージアム:これは行ってみたいなぁ.
- 日本玩具博物館:玩具の収蔵品が9万点ほどあるとか.
本人の備忘録に近いメモ書きです.基本的には上に行くほど新しいです.
- 2023/09/18 文具女子博覧会
- 金沢で文具の博覧会をやっていたので行ってきました.
かなり盛況でびっくりしました.いろいろ細々と文具を買いましたが,折り紙やパズルっぽいものは2点.
まず,折り紙の手ぬぐい.折り鶴柄はときどき見かけますが,これは,像とかキリンとか鶏とか,まず見かけない柄ばかりで,驚きました.
広げてみると,トーヨーの教育折り紙の柄でした.珍しいな.
それから組立式地球儀.こちらは内部に骨組みが入っていて興味深い構造になっています.
できあがった地球儀は,置いたときに地軸と同じ傾きになるように設計されているとか.
マニアックなこだわりが良いです.オーサグラフなどを作っている
GeoGrafiaの製品でした.
- 2023/09/16 Flying Tiger
- イスラエルのFlying Tigerで気になるパズルをいくつか見かけたのですが,さすがに見送って,
自転車で行ける近所のFlying Tigerでリベンジ.気になっていたパズル+アルファが買えました.
- Geometric Puzzles: これは多面体の骨格が作れるので,研究に使えそうです.
- Tangram Puzzle: これは数字を作るポリオミノのセット.パズルとしては簡単そうですが,デザイン的にパステルカラーで綺麗です.
- Money Box: これは球体を作るパズルです.互いに押さえ合う構造を実現するピースが興味深い.
- Box Game: これはTipOverのパクリですね.
あかんヤツですが,40問の問題がオリジナルと同じなのか,好奇心が押さえきれません.
Flying Tigerは,どれも安いのも魅力です.
- 2023/09/ Square Puzzle
- Yosuke IkedaさんがFacebook経由で発売していることを知り,注文していたものが届きました.
販売サイトがマルウェアに汚染されちゃったり,いろいろとトラブルがありましたが...
ともあれ,うまくトリックを楽しむためには,
動画を見てじっくり練習しないといけないかな.
面積消失パズルは,いろいろと数理的にもトリック的にも興味深いです.
- 2023/07/26-08/14 3週間世界一周
- いろいろな国際会議その他がちょっとずつズレて重なり,うまく参加できることに気づき,
世界一周チケットを握って行脚しました.以下,参加した国際会議やパズルっぽいものの覚書き.
- Bridges 2023@Halifax
- カナダの東のHalifaxで数学とアートをつなぐ国際会議
Bridgesに参加.
HalifaxはDemaine親子の故郷ということもあり,久しぶりに彼らにまとめて会えました.
Dalhausie大学の200周年記念に彼らが寄贈した
200 Circlesという作品を見たり,京都大学の立木先生にFractal Imaginary Cubesの実物を頂いたり.
いろいろと実りの多いイベントでした.個人的には,セパタクローボールのような構造を
長い1本のテープで作った作品が衝撃的でした.そんなことが可能とは,到底信じられない.
そのうち再現してみよう...
- WADS/CCCG 2023@Montreal
- カナダの東のMonrealでアルゴリズムと計算幾何学の国際会議
WADS/CCCG 2023に参加.
同じ大学で連続して開催されています.自分が著者に入っているのは折り紙関係の1件.
発表は学生さんに任せました.
モントリオールに来るのは久しぶりだったけど,こんなだったかな?
改めて,バックミンスター・フラーが設計したバイオスフェアを見に行きました.迫力があって楽しいです.
またHabitat 67
という団地が面白い建築だというので,これも見てきました.確かに面白い.
1967年にこんな団地ができて,今なお人が住んでいるというのがすごいです.
「最寄りの駅」というのがなく,滞在しているホテルから往復9kmだったので
早朝ジョギングのゴールに設定して見てきました.川沿いの工業地帯のサイクリングロードを走っていくとつきます.
またショッピングモールの書店でSmart Gamesのパズルを一つ入手しました.ピースの形状が独特で興味深いです.
汎用のソルバで解くのはちょっと難しそう.
- IPP40 at Israel
- International Puzzle Partyという楽しい会議に参加するため,イスラエルのエルサレムへ.
パズルに関する情報交換やレクチャーなど.
新作パズルを交換するイベントがあり,そこに自作のパズルで参加しました.
パズルの名前はRolling Octaで,「3角格子の上で8面体を転がす」というモデルを
ビー玉で実現したものです.数年前の学生が「正方格子の上でサイコロを転がす」というパズルの
研究をしていて,そのときから温めていたアイデアを実現しました.評判はまずまず.
「物々交換」なので約60個の新しいパズルを入手しました...これはうれしい.
IPPの後,Tel Aviv大学のDan Halperin教授とUri Zwick教授を訪問して,
研究の打合せなどをしました.学生さんたちにも,お世話になりました.
Tel Aviv大学,初めて行きました.
イスラエルにはGaya Gamesという
玩具屋さんがあり,パズルが充実しています.
Tel Avivには2件あり,まず南側のおしゃれなエリアにある方に行くことができました.
- Take me out puzzle: 立方体の中に球が6つ入っていて,それを取り出すパズル.
最近気に入っているCASINOやBastilleと似たパズルで,理論的枠組を研究中なこともあって購入.
- David's Star: イスラエルのシンボルとも言える六芒星を作る3ピースのパズル.
- Pyramideux: 古典的な「4面体を作る2ピースのパズル」のピース4つを立方体の中に入れるパズル.
- Metal Puzzle Seriesの一つの格子パズル.2x2の格子パズルですが,ピースの形がおかしくて,これは
簡単ではなさそうです.
上記4つのうち上3つは,どれも数理的に美しい解があり,すぐ解けました.最後の一つは難しそうで,
まだ開けてません.
最終日になんとかCarmel Marketの入口の店にも行けました.店に入るやいなや,「私あなたのこと,知ってるわよ!」と
店長さんにいきなり身元がバレました.そうなると変わったモノを買わないわけにはいかず,以下の2点を購入.
- Koncy Puzzle: 組木だと思うのですが,イスラエルの作家の新しい作品で,
中のピースに秘密があるそうです.店長さんイチオシでした.
- ダビデの星: これは仕掛けは古典的だそうですが,とにかくデカい.これも特別!と店長さんの勢いに負けて購入.
確かにこんなにデカいパズルは,特別なお客しか買わないと思います.
Gaya GamesではIPP特別価格で,とてもお安く買えて大満足です.
最後の巨大パズルはもうスーツケースに絶対入らないだろうと思いましたが,
空港で四苦八苦したら無事に収まりました.パッキングパズルは得意なのかもしれません.
またWeb上のガイドで見つけたJaffa Flea Marketにも行ってみました.
怪しげな物がいろいろと売っていましたが,ここではゲームの駒を購入.
たぶんチェッカーの駒だと思うのですが,細工が綺麗です.
以下,イスラエル近辺の備忘録.パズルと関係あるような,ないような.
死海もスフィンクス&ピラミッドも,25年ぶりの再訪ですが,インターネットの発達のおかげで,
だいぶ簡単に行けるようになりました.
- 死海: 標高が海抜マイナス400メートルで,世界で一番低いところだそうです.
気温が高く,水分がすぐ蒸発するため,塩分やミネラルが濃くて沈まないとか.
私が行った日も気温は40度.死ぬほど暑かったです.水を舐めてみたけど,
塩っぱいとか言う前にビリっと来ます.
- ピラミッドとスフィンクス: Web上の旅行記によると「世界3大ウザい国」だそうで,
とにかくしつこく絡まれます.今回も絡まれたけど,事前に十分調べておいたので,被害はなかったです.
特に「移動にはUberを使え」という助言が最も役立ちました.二人で移動したのですが,
料金をボラれないことと,近くの車がすぐに来てくれるので,安く早く移動できたのが
とても良かったです.運転手はだいたい英語が通じないんですが,目的地がすでに伝わっているし,
料金も事前にネットで払ってあるので,トラブルが少ないと思います.
またパレスチナ自治区に行ってキリスト生誕の地を見たり,
パレスチナとイスラエルを隔てる壁や,そこに描かれたバンクシーの作品を見たり,
いろいろなものを見ることができて充実していました.
最後に地中海で泳いで,用心してテルアビブの空港に4時間前に来たら
「3時間前までチェックインできないよ」と言われました.
「25年前のイスラエルでは,4時間前までに来いと言われたんだけどね」と言ったら,若干引かれました.
ともあれ,3週間で世界一周して,6つのホテルを泊まり渡ったのは,初めてかもしれません.
- 2023/07/15 パズル懇話会
- パズル懇話会に現地参加.良い感じの石のパズルを入手できました.
発表の方もいろいろと楽しめました.特に折り紙パズルの解答が秀逸すぎて,すばらしかったです.
理論的な証明ができるといいんだけど,ちょっと難しいかな...
- 2023/07/ パズル類届く
- 出張中に東急ハンズで目についたThe Genius Starというパズルっぽいゲーム.
いろいろと興味深くて買いました.出張から戻ると,
Twin ShipとTriple Productとタコアシウズマキポチが届いていました.
どれも興味深いです.
- 2023/06/24-25 第34回 折り紙の科学・数学・教育研究集会
- 第34回折り紙の科学・数学・教育研究集会を対面で本学で実施しました.
初日の土曜日は本学の石川キャンパスでワークショップ・ポスターセッション・JAISTギャラリー見学を実施して,
二日目の日曜日は本学の金沢駅前オフィスで研究集会を実施しました.どちらもハイブリッド形式でオンライン参加もありました.
なかなか盛りだくさんで楽しめました.関係者の皆様,ありがとうございました.
- 2023/06/ ドイツからオランダへ移動
- ドイツのDagstuhlで計算幾何に関するセミナー
に参加してきました.Dagstuhlは研究合宿をやる専門の施設で,とても楽しいところです.
理論計算機科学の有名なデータベースDBLPの運営も担当しています.
3月と5月と,1年に2回も呼んでいただけて,ありがたい限りです.どちらも日本人は私一人でしたが,とても楽しめました.
そのあとオランダに移動して研究者仲間を訪問.途中で見つけたパズルショップなどの覚書き.
- Utrecht: 私の中ではヨーロッパの住みやすい街のトップです.最初はパズルショップがなかなか見つからなかったのですが,
いくつか見つけました.だいぶ嗅覚が発達してきました.今回は以下の店をパトロール.
- Intertoys: 駅前の超巨大ショッピングモールの中にある,
トイザらスのような位置づけのお店.パズルはそんなに多くはありませんが,
今回はSmartGamesのパズルを2つ.
- ドム塔を過ぎた運河沿い:このあたりにはボードゲームの専門店が4件くらい固まってありました.
その中のThe Jokerという店が特にSmartGamesのパズルが充実していました.
ここではSmartGamesのサッカーボールのパズルを購入.
さらにボードゲーム専門店の一つSubculturesという店で,
20面体ダイスがドラゴンに変身する玩具を買いました.
それにしても,なにゆえダイスがドラゴンに変身するのか...そういうボードゲームでもあるんでしょうか.
このあたりは,アンティークショップもあって楽しいです.
- Eindhoven: オランダ人の研究者仲間にオランダのパズルショップを聞いてみたところ,
Eindhoven駅の近くにあるJolie Spellenを教えてもらいました.
ちょうど移動中に途中下車して寄ることができて,よかったです.
ジグソーパズルやボードゲームがメインの店のようですが,パズルもわりとありました.
SmartGamesのパズルや「はずるシリーズ」は,かなり充実していました.あとは9x9x9のルービックキューブなど,
ここではPhilos社のSarcophagusというパズルを購入.
最近研究対象にしている,あるカテゴリーのパズルのように思えて買ったのですが,大正解でした.
ケースの中に入っている4本のバーをすべて抜いて,また戻すパズルなのですが,ケースの中にいろいろと突起があって,
一筋縄ではいきません.これは手強そう.
オランダに滞在中,本屋などでエッシャー作品をよく見かけました.
そこでふと,オランダにエッシャー美術館があることを
思い出しました.思い出すのが遅かったので,今回は行けなかったけど,次回は行ってみたいものです.
だいぶオランダの電車にも乗り慣れてきたし.
- 2023/05/21 折り紙王子
- 折り紙王子こと有澤悠河さんが金沢に来ているとのことで,出張帰りに寄ってみたら,お会いできました.
- 2023/05/19-20 AFSA全体会議・パズル懇話会
- 学術変革(A)の全体会議とパズル懇話会が偶然重なったので,うまく出席できました.
パズル懇話会の方は数年ぶりの対面で,気になっていたパズルの現物をいくつか触れて大満足.以下覚書き.
- 開かないガチャポン:パズル業界でしばらく前に話題になっていた「絶対開かないガチャポン」.
北陸ではどこにも売ってなかったのですが,いろいろと調べたら新宿の歌舞伎町にあるとのこと.
25:00まで開いているという歌舞伎町の新しいビルに行って無事に入手.白と黒と,難しさのレベルも3種類で
合計6種類あるのですが,2回買って一番難しいものと二番目に難しいものが手に入ったので満足.
ここで思いとどまるのが大人ってもんだ.
- 奥野カルタ:神保町の近くにある奥野カルタはときどきおかしなものを売っているのですが,
今回はワゴンの中に10面サイコロと麻雀の小さい点棒を売っていたのでとりあえず購入.
- 大宮駅の東急ハンズ:新宿よりも西に泊まって北陸新幹線に乗る時は,大宮で乗り換えるのが
いろいろとメリットがあります.大宮で途中下車できるとのことだったので,東急ハンズなどを散策.
「3次元ウッドパズル」というシリーズの中に折り鶴のキットを見つけて購入.
ある意味での「折り鶴の展開図」がわかるので,
どういう構造になっているのか,楽しみです.
- 2023/05/12 トリック×イリュージョン!
- 北海道立近代美術館で
トリック×イリュージョン!と
いう企画展をやっているのを駅のサイネージで見かけて行ってみました.
比較的幅広いものを展示していて,楽しめました.
- 2023/05/ 情報処理学会のフェローに認証
- ちょっと公開のタイミングを逸してしまいましたが,
情報処理学会のフェローに認証されました.
大学のニュースにも載りました.
「計算機科学としてのパズルや折り紙の研究に対する貢献」ということでいただけたので,
大変ありがたいことです.パズルや折り紙の計算機科学的な地位向上にちょっとでもつながるといいですね.
- 2023/05/07 九谷焼の折り鶴の皿・分度盃
- 連休最後に九谷陶芸村を訪問.九谷陶芸村まつりが終わった直後で,
のんびり買い物ができました.不揃い品のワゴンに良い感じの折り鶴柄の皿が並んでいたので,
まとめて買い占めました.
折り鶴コレクターのあの人に今度進呈しましょう.
また九谷焼の「分度盃」を見つけて購入.これは「教訓茶碗」「十分盃」などとも呼ばれる物理玩具で,
8割くらいまでは普通に注げるのですが,ある一線を超えると,中身がすべてこぼれてしまうという代物です.
沖縄製の物はいくつか持っているのですが,九谷焼では初めてみました.
- 2023/03/ ヘキサゴンパズル消しゴムセット
- 合宿形式の研究会SSSSのために日間賀島へ.
お土産屋で一つだけ残っていたヘキサゴンパズル消しゴムセットを発見して購入.水平方向には6角形として敷き詰めができて,
垂直方向にはブロックのように詰めるという興味深い構造です.こういうピースをベースに詰め込みパズルとかを考えると楽しいかもしれません.
- 2023/03/ MINEさんのパズル届く
- 台湾から自宅に戻ると,MINE氏にお願いしていたパズルが届いていました.
MINE氏のJIGSAW P9,JIGSAW P6・P10,JIGSAW P20とKoichi Miura氏のCoin Walletです.
どれも一筋縄では行かなさそうなので,じっくりと楽しみたいところです.
- 2023/03/25 台北のオタクの殿堂
- 3/22-24は台湾の新竹で開催されていたWALCOM 2023に参加.
今回の主なミッションは次回のWALCOM 2024が金沢で
開催されることになったことの宣伝でした.せっかく台湾に行くので,
パズルの知人の山西さんのブログ情報を
教えていただき,ちょっとだけ寄り道してしこたま買い物をしました.以下,覚書.
- 台湾のオタクの殿堂三創生活.忠孝新生駅から徒歩5分程度なので,
台北駅から松山空港に行く途中に簡単に寄れます.以前は24時間開いていたようですが,今は新型コロナのせいか,
11:00開店で,夜は曜日によるけど21:30か22:00に閉まります.隣は台湾の秋葉原的なビルなので,次回はここも行きたい...
今回は30分くらいしか時間がなかったので,三創生活の7階の賽先生科学工房を
集中的に攻めました.
- crazip:ジッパーで作った動物型ケース.
台湾の地元の作家さんが一つずつ手作りしているそうです.
店員さんの熱意を買って二つ買ったら,けっこう割引してくれました.
- 山西さんのブログ情報を見て
気になっていたマジックチョコレート.10ピースのチョコレートを並べ直していくと,
7x10のチョコレートから,順に1つずつ,3つまで余らせることができます.
1つ余らせるくらいなら,古典的なネタなんですが,3つも余らせることができるとは...
これは意外とギミックが凝っていて,ぐっときます.そのうち動画を作りたいなぁ...
- Locksmith's Challenge: 透明な南京錠を自分で作れるキット.南京錠の原理がわかります.これもかなーり楽しみです.
- Letter Block Puzzle: Albert Einsteinという文字をポリオミノで表現してあって,それらを長方形のケースに詰め込むパズル.
- T-Puzzle: 古典的なTパズルをちょっとおしゃれなパッケージしてあるもの.おしゃれにするために,
ちょっとパズルのサイズの方を変えてしまうという本末転倒感が心をくすぐります.
また,WALCOMのエクスカージョンで行った古い街の玩具屋で,中国式のダイスセットを買いました.
2が「:」になっているところと,4が赤いところが日本とはだいぶ違います.
- 2023/03/前半 Dagstuhl・Utrecht・Hamburg訪問
- Dagstuhlに久しぶりに呼んでもらえたので,ついでに足を伸ばしてUtrechtとHamburgのSTACS 2023に参加.
2週間近くもヨーロッパに滞在するのは何年ぶりでしょう.
Dagstuhlは完全に缶詰になっていたので,パズルっぽいものを探すことはできませんでした.
むしろたくさんのパズルを持ち込んで,会議の参加者をケムに巻いていました.
- UtrechtはSuperDryとかFlyingTigerとかいろいろと面白い店があって楽しいです.
またToy Shopで検索したら,いくつか良い感じのお店を見つけました.
それらのお店でSmart Gamesのパズルを3つと,シリコン製の正12面体を購入.
正12面体は雑貨屋で一つだけあったので,正体は不明です.幼児の玩具か,ペット用の玩具かも
しれません.けっこう柔らかいです.他の多面体もあったらよかったのにな...
- Hamburgは初めて来ました.電車が乗りやすくて私の中ではバンクーバーに印象が似ています.
アムステルダムのスキポール空港の中でRolit Travelというゲームを見つけて買いました.
Rolitは昔から気になっていて大きいしなぁと思っていたのですが,それのハンディ版ということで,私にはぴったりです.
Rolitそのものは基本的には4人オセロで,まぁ自然なゲームなのですが,
問題はそのコマで,球体の表面を4面体っぽく分割して,4色で彩色してあります.これは心惹かれます.
Hamburgでベトナム・タイ料理の店を見つけてご飯を食べていたら,壁のディスプレイに目を惹かれました.
多くはよくあるタイプのカゴなどの竹細工だったのですが,一つだけ見事な半球のザル(?)が.
ベースになっている多面体は,ジオデシック・ドームの双対かなぁと思いますが,それにしても見事な細工物ですね.
店員の女性(ベトナム人)にベトナム製なのか聞いてみたけど,わかりませんでした.
お店はベトナムとタイ料理といいながら,天ぷらとかも売ってたから,アジアの範囲が広すぎる...
- 2023/02/04 駅前の本屋で見つけたパズル本とパズル折り紙
- 駅前の本屋で,先日関西パズルの会で話題になっていた「ちいかわパズル」を見かけたので購入.
パズルの作者が「少しずるいパズル」の作者である「たつなみ」氏なので,見た目よりも「ずるい」です.
大人が気づかずに子供へのプレゼントとかにしちゃうと,不都合があるんじゃなかろうかと余計な心配をしてしまいます.
またJAISTの近くの鶴来の名物「こびとづかん」の折り紙を見つけたので購入.
普通の折り紙とは,だいぶ違う...
- 2023/02/ 葉樹林訪問
- 3年ぶりにLAシンポジウムが京都大学の数理解析研究所で開催されたので現地参加.自分の関連する発表は展開図関係の以下の発表.
- 塩田 拓海, 鎌田 斗南, 上原 隆平.
直方体の格子展開図における重なり,
LAシンポジウム2022, pp. 9:1-13, 2023/01/31.
研究会の合間に葉樹林を訪問.
諸々の情報交換など.執筆中の本の中に大いに活かせそうな情報をいろいろと教えていただきました.ありがとうございました.
覚書を兼ねてまとめておくと,
- 4 tricky 2 way:Frederickson氏のDissectionをパズルとしてまとめたもの.正方形が別の正多角形になるものが4種類.
- スライディングブロックパズル類:最近興味がとてもある,スライディングブロックパズルの,ある時期の代表的な3種類.
NojiさんのSliding Metamorphosis,KohfuhさんのLinking Rings,そしてご近所のHiroshiさんのSlide & Place Jr.です.
三者三様の個性的な工夫があって,大変興味深いです.
- 砂時計の不可能物体:これも気になっていました.そのうち自分でも作ってみよう...
砂時計と言えば,私のところには3分計・5分計・7分計が一つにくっついた砂時計があり,
以前からパズルっぽいなぁと思っているのですが,
どう考えてもバラバラに使う場合以上の方法が思いつかない...パズルを作るパズルになってます.
- 2023/01/12 パズラボ帖他
- ものすごく久しぶりにパズラボ帖の新刊が出たという情報を聞いて,
パズラボで購入しました.あとは以前から気になっていた
kohfuhさんのLoop Dも購入.はずるCAST CROSS発売記念のPuzzlab Folding Puzzleが0円で
売っているのを偶然見つけて一緒に購入(?).相変わらず作者の人柄を伺わせる気持ち良いパズルです.
ポッドキャストで「パズルの話半分」と
いうラジオっぽいことをはじめているのにも,初めて気づきました.
なんというか,飲み会で隣で話しているかのような感じが懐かしいです.
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2008年以前
以下,上原が折り紙,パズル,多面体に関しておこなった研究のごく簡単な解説とリンクです.
アカデミックな業績とその他と分けてあります.
ただしアカデミックかどうかは主観によるかもしれません.
-
書籍:『完全版マーティン・ガードナー数学ゲーム全集』
- マーティン・ガードナーの数学ゲーム全集の翻訳です.
プロジェクトとしては全15巻シリーズになる予定で,原著は4巻まで出ています.
日本語版は1,2巻は2015年,3巻は2016年,4巻は2017年に出ました.
-
書籍編集『ORIGAMI6』
- 折り紙のサイエンスに関する国際会議
6OSME(The 6th International Meeting on Origami in Science,
Mathematics and Education)の会議録(論文集)です.私の書いた論文も載ってます.
アメリカ数学会(AMS)から出ています.
書籍:『はじめてのアルゴリズム』
- 書き下ろしです.近代科学社の『はじめての〜』シリーズの一つです.
サポートページもあります.
アルゴリズムを理解するためのパズルとして,ハノイの塔,エイト・クイーン,ナイトの巡回問題などを取り上げました.
あとは細かい小ネタにパズルっぽい話がちらほらとあります.
書籍:『折り紙のすうり』
- 原著は``How to Fold It:
The Mathematics of Linkages, Origami, and Polyhedra''という本で,
著者はJoseph O'Rourkeです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
書籍:『ゲームとパズルの計算量』
- 原著は"Games, Puzzles, & Computation"という本で,
著者はRobert A. Hearnと
Erik D. Demaineです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
書籍:『幾何的な折りアルゴリズム』
- 原著は``Geometric Folding Algorithms: Linkages, Origami, Polyhedra''という本で,
著者はErik D. Demaineと
Joseph O'Rourkeです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
- じゃばら折りの複雑さに関する研究
- じゃばら折りや,その一般化パターンを効率よく折ることについての研究をしています.
-
じゃばら折りや,その一般化パターンに対して,高速に折り目をつける方法を研究しました.
紙を重ねて折れば相当効率よく折り目をつけることができます.このテーマについては,
以下の国際会議での発表が一番詳しいです.
-
じゃばら折りの折りたたみ方は1通りしかないですが,一般の山谷パターンの折りたたみ方は
たくさんあります.指数関数的に多いです.そうした多くの選択肢の中から,
紙の延びを最小化する折りたたみを見つけるための研究をしています.このテーマについては,
今のところ以下の国際会議での発表が一番詳しいです.
いずれ以下の国際会議の会議録が出たら,それが一番詳しいものになるはずです.
- 複数の箱を作ることができる展開図
- 以下の各種のページを御覧下さい.
- 飛び出す絵本のNP完全性
- 以下の本に掲載されてるのが一番詳しいです.
- 浮き出し迷路の生成アルゴリズム
- 浮き出し迷路(答を塗りつぶすと絵になる迷路)を自動的に生成するアルゴリズムに関する研究です.
東工大の岡本さんと私とで最初に発表した論文が
で,論文そのものはここにあります.
そのあと,いくつかの拡張が行われました.
岡本さんがここにまとめてくれています.
- 折り紙の決定不能問題
- 折り紙を「実数平面」と考えると,ちょっとおかしな定理が示せます.
ほとんどの実数は「折れない」ため,折り紙の上のほとんどの点は「正確に折る」ことができません.
その議論をさらに進めると,与えられた点を折れるかどうか,有限の時間内で判定できなくなります.
こうした結果を以下で発表しました.
この結果をどう受け止めたらいいのか,私もよくわかりません.
- ↓以下,そのうち書きます.↓
- Voronoiゲームの複雑さ
- 一般化Hi-QのNP完全性
- 一般化KaboozleやシルエットパズルのNP完全性
- 一般化UNOの複雑さ
- 『折紙探偵団コンベンション折り図集Vol.15』
- 私がデザインした「目玉」が掲載されています.
- 『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.5』
- 私がデザインした「市松サイコロ」が掲載されています.
講習会で取り上げた「十字架」や「組めるパターン/組めないパターン」もおりを見てまとめてどこかに出したいです.
- 『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.6』
- 石川在住のパズル作家,山本浩さんと
コラボした作品「不思議な立体」が載っています.
1枚の紙に切れ目を入れて折るだけで,かなり面白い立体もどきが作れます.
- 幾何的な玩具類
- 展開図などの研究をするときに便利な玩具類を集めたページです.
- 個人のブログなど
- 前川さん|
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ブログ|
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- 折り紙の科学・数学・教育研究集会
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第1回|
第2回|
第3回|
第4回|
第5回|
第6回|
第7回|
Last modified: Sun May 31 21:19:58 JST 2015
by Ryuhei Uehara (uehara@jaist.ac.jp)
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