JAISTサマースクール2018

計算論的認知科学入門 – 心の哲学、実験から機械学習まで

本サマースクールは盛会のうちに終了しました。ご参加ありがとうございました。
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趣旨:
人の認知過程を研究する学際的分野として認知科学がある。認知科学は初期の実験心理学で提唱された行動主義へのアンチテーゼとして、人工知能と共に興り、人の認知・知能を情報処理に喩えることで理解しようとする。欧米などの認知科学研究ではこうした分野創成の精神が基礎づいているものの、日本の認知科学分野では、こうした情報処理を基礎とする研究アプローチが根付いているとは言い難い。おそらく、一般的な実験研究に比べて、理論研究を始めるにあたっての基礎知識や、ノウハウ、また背景にある思想を理解するのが難しいことにその一因がある。本サマースクールでは、計算論的認知科学分野の最新の知見や技術の紹介に加えて、初学者が人の行動や認知を理論的に探求するために必要な素養を培うための基礎を学ぶ場を提供したい。具体的には、研究分野の歴史、背景、哲学から始め、理論の基礎となる数学、統計学を理解し、また実際に研究に応用するためのデータ分析・プログラミングまでを一つのパッケージとした教育プログラムを提供する。

開催日:2018年8月22-24日

会場:北陸先端科学技術大学院大学(石川本校)

講師:

日髙昇平 (北陸先端科学技術大学院大学知識科学系 准教授)

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鳥居拓馬 (北陸先端科学技術大学院大学知識科学系 助教)

布山美慕 (北陸先端科学技術大学院大学知識科学系 研究員)

特別講演 (8月24日午後)

「錯視を通して視覚を知る」

高橋康介 氏 (中京大学 准教授)

 

参加費:無料 (※交通・宿泊費は支給されません.大学近隣の安価な宿泊施設(石川ハイテク交流センター)を利用可能です)。ただし8月23日の終了後に懇親会に参加される方は会費500円をいただきます。

応募締切:8月6日(月) 17:00 応募は締め切りました。多数のご応募をいただきありがとうございました。

参加対象者:大学学部生、大学院生、研究員相当程度で、専門分野や背景知識は問わない。ただし、人の認知の研究に関心があることが必要条件で、計算論的モデリングに興味があるとなおよい。

定員:10名程度 (※応募者多数の場合には,三日間を通じて参加可能な方を優先して抽選とさせて頂きます)

お申し込みフォーム

参加者募集期間は終了しました。

沢山のお申込みありがとうございました。

アクセス: (ご参加者様向け当日情報) 懇親会の出欠確認・シャトルバスのご利用に関してはこちらでご回答をお願いいたします。

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