マイクロパターンでモータータンパク質の運動方向を制御

微小管の一方向回転パターン

 平らなガラス平面では微小管はランダムな方向に動きます。これでは、モーター蛋白質の運動を利用できなさそうです。そこでまず最初に取り組んだのが、この運動方向の制御技術です。半導体微細加工技術を利用して微細な円周トラックを作りました。そのトラック(凹んでいる)の底にキネシン分子を結合させ、その上で微小管を動かすと、微小管の動きはトラックの中だけに限定されます。しかし、このままでは微小管の動きは円周に対して、時計回りと反時計回りの二成分になってしまします。 そこで考えたのが、運動方向を制御する「整流パターン」です。マイクロトラックにやじり型のパターンをつけると、微小管はそこでやじりが指し示す方向へ反転されます。


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