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調律ピン板(wrest plank)

まず 対角補強材(diagonal brace) の右端余分部分をノミで削って、調律ピン板(wrest plank) とそれに 接する右ケースを置いたとき、ケース(casework) の右側面と底板(baseboard) の右側面が 揃うようにする。(写真2) 調律ピン板(wrest plank) の手前側も同様、底板(baseboard) の前面 と合わせるのではなく、前ケースと底板(baseboard) の前面が揃うよう、ケース(casework) 分だけ後方へずらす。(訳注:写真3参照) 前ケースを調律ピン板(wrest plank) の手前に置 いたとき、ケース(casework) と底板(baseboard) との間に段差ができていないことを指で 触れて確認する。最後に、接着剤を付けて調律ピン板(wrest plank) を底板(baseboard) に置き、 強く押さえながら前後に何度か動かして接着剤を延ばし接着する。手前側は前 ケース前面と 底板(baseboard) の前面が一致するよう、また右側も右ケースと底板(baseboard) の右側 面が一致するように調律ピン板(wrest plank) を設置し、クランプで固定する。

注記: 調律ピン板(wrest plank) を固定する際は、Gクランプまたはクレムシア・クランプ (以下Kクランプと記す)を75mmから100mmごとに設定する。

この時点で、ケース(casework) を取り付ける前に、調律ピン板(wrest plank) の窪みをつくってお くと後の作業が容易になる。この窪みは共鳴板(soundboard) をよく響かせるためのも のである。どのように窪みをつくるかについては第15章・第2パラグラフを参 照のこと。


訳注: 対角補強材(diagonal brace) の余分部分(数ミリ)をノミで削って平面にするのは、ノミの扱い に慣れていない者にとってはかなり難しい。自信がない場合は、時間はかかる がヤスリで少しずつ削り取る。

調律ピン板(wrest plank) や 低音弦系結横木(bass hitchrail) には、かなりの張力がかかるので、しっかり と接着する必要がある。十分な強度を得るために、これらの部品はクランプで 強く押さえつけること。(山野辺氏の指摘による)



Tsutomu Fujinami
Wed Dec 8 11:06:30 JST 1999