研究テーマ
金子研究室では、天然分子の特徴を長所に変える新しい「バイオマスサイエンス」を展開し、以下の研究を遂行しています。
バイオマス高分子の開発
高分子材料はひも状の長い巨大分子からなり、低分子化合物には無い耐久性を有します。ここでは、次世代の低炭素化概念である高効率カーボンストックを目指し、二酸化炭素固定により得られる再生可能資源から、長期に利用出来る高性能・高機能バイオマス高分子材料を開発します。
- 高性能バイオプラスチック
- 光機能バイオ高分子
- アミノ酸由来機能性有機材料
藍藻由来代謝産物の機能評価と材料化
藍藻は大気中の二酸化炭素を固定し、酸素を放出する光合成微生物の一種で地球上に数十億年も前から生息している原始生物です。また他の生物では生育が困難であるとされる環境にも適応出来る種類も多いことから、藍藻の生産する代謝産物がこの適応能力に大きく関わっていると考えられます。そこで我々は、様々な環境の中その生存を賭け生き抜いてきた藍藻の生産する物質には特殊な機能が備わり、材料として非常に魅力的な力を発揮してくれるのではないかと考えました。すなわち藍藻の生産物質は有用な機能性「バイオマス」となるのではないかと考えたのです。我々はこの藍藻由来バイオマスを次世代機能性材料の一つとして大きく展開することで、環境低負荷型材料開発に貢献することを目標としています。
- Aphanothece sacrum (日本名:スイゼンジノリ)由来多糖類「サクラン」
- Aphanothece stagnina 由来多糖類
- その他藍藻由来代謝物質