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研究テーマ

金子研究室では、天然分子の複雑性を巧みに操る「バイオマスサイエンス」と「高分子設計・合成」を展開し、以下の研究を遂行しています。

バイオプラスチックの設計と開発

プラスチックなどの高分子材料は巨大分子から構成されています。これらの巨大分子が協同的に機能することで低分子化合物には無い性質が出現します。プラスチックが柔軟性や加工性を持つのは巨大分子の特徴が生かされた結果です。中には鉄よりも遥かに軽くて強いプラスチックが存在します。しかし、これらのプラスチックの取り扱いを誤れば深刻な環境問題を引き起こします。当研究室では、植物や光合成微生物が作る天然物質を用いて環境に適応できるプラスチックを開発しています。また、これらの生分解条件を追求し、環境中や生物の体内で自然に消滅するプラスチックの開発も目指しています。

  1. 高性能バイオプラスチック
  2. 機能性バイオプラスチック
  3. アミノ酸由来プラスチック
バイオ高分子の材料化

植物や微生物が作る天然物質を用いて環境に適応する材料や生医学的応用を目指して研究を進めています。中でもラン藻由来多糖であるサクランは実用化にも至った注目するべき素材です。

  1. Aphanothece sacrum 由来多糖類「サクラン」
  2. その他のバイオ高分子

世の中には多くのバイオ高分子があります。それらの物理現象に関して桶葭研と共同で研究をすすめ次々と新たな事実を発見しています。

生物由来機能物質の利用

金子研究室で行ってきた今までの研究成果は広く認められ、生物学者が新しい物質を見つけた時にそれの利用価値や付加価値を見出すために声をかけてくれることが良くあります。つまり、あらゆる微生物由来物質の高付加価値化のメッカとなっています。これは非常に自負するべきことです。一方、その物質の持つ潜在力を見出してあげることは生産微生物の存在意義を認めることにもなり、新しい産業を作り出すための重要な出発点の構築にもつながります。これは、大きな責任と重圧と感じる研究であり誠実に共同研究を進めています。一方、物質の付加価値を見つけることが出来た時の喜びは計り知れません。