学生の皆様へ
For Students

研究室入室をお考えの皆様へ

大平研究室では、知識や実験技術の習得はもちろん、自主性・考察力・伝達力の向上に特に力を入れて指導を行っています。この3つのスキル向上のため、研究室内外で様々なトレーニングを積む機会を設けています。

〈自主性〉
研究で直面する疑問・困難に対し、解決方法を自分で考えて試行できる。
〈考察力〉
実験結果の背後に潜む物理現象を軽視せず、科学的に深い考察ができる。
〈伝達力〉
研究内容に関して専門的な議論を行えると同時に、専門外の人にも分かりやすく伝えることができる。

入学から大学院修了までのステップ

※4月入学の場合

修士1年

1-1期

講義:入学後しばらくは座学の講義が中心です。1-2期までにほぼすべての基幹科目の単位を取得します。

1-2期

6月下旬
研究室正式配属、真空課題を提出。合格後、先輩学生や技術職員の指導の下、実験装置のオペレーショントレーニングを行います。
※真空課題とは・・・大平研究室での実験装置を扱うために必須となる真空技術に関してレポートを作成します。
※配属研究室入学前内定制度を利用する学生は、入学前に真空課題を提出していただきます。

正式配属後、本人の志望・取り組みたい内容を考慮しながら、教授と相談の上で各自の研究テーマを決定します。

夏休み

2-1期

この時期は、各自の研究テーマに沿ったより専門的な講義を選んで受講します。

12月頃
JAISTで、M1の研究計画発表会が行われます。修士課程の2年間で何を研究するのか審査員の前でプレゼンテーションを行います。

2-2期

実験:引き続き、各自の研究テーマに沿った実験を進めます。実験の合間に、就職活動をする学生もいます。
(研究が進まないと、就職活動もうまくいきません。平日日中は実験・研究に専念することで、結果的にそれが強みとなり、就職活動でも良い結果が得られます。)

1-2月頃
大平研究室以外で取り組む副テーマの研究題目を決めます。
※副テーマとは・・・視野を広げるため、所属研究室以外の研究室や学外等で、別途研究テーマを決めて実験に取り組みます、M2の12月末までに論文にまとめます。

2月頃~
研究計画提案書を執筆します。修士課程でどのような研究に取り組んでいくかA4用紙3枚程度に内容をまとめ、主指導教員・副指導教員・副テーマ指導教員の3名が確認します。

3月頃
全国規模の国内学会(応用物理学会春季学術講演会)で研究成果を発表します。

修士2年

1-1期

引き続き、各自の研究テーマに沿った実験を進めます。
M1へのオペトレやアドバイスを行います。

1-2期

国際学会に向けた発表準備(アブストラクトの執筆等)

7月頃
展示会出展。説明員としてブースに立つ機会があります。

夏休み

2-1期

国内学会(応用物理学会秋季学術講演会など)参加・発表
国際学会(PVSECなど)での発表・・修士課程の2年間で、国際学会で英語で発表する機会を最低1-2回設けています。

12月末
副テーマ論文の提出

2-2期

1月
応用物理学会春季学術講演会のアブストラクト執筆
修士論文の執筆

2月
修士論文審査:2年間で行った研究成果について審査員である複数の教員の前でプレゼンテーションを行います。

3月
応用物理学会春季学術講演会での発表
修士論文完成
修了式
その後、企業へ就職あるいは博士後期課程(さらに研究を深めたい人・大学や高専の教員を目指す人)へ進学
※博士後期課程では・・・研究テーマを自分で決め、自主的にスケジュールを立てて実験を進めます。最低、年に1本のペースで研究成果を英語論文にまとめます。自分の研究だけでなく、研究室の後輩の指導や装置の管理なども行います。
博士後期課程修了後、大学や研究機関、企業へ就業。

研究室での生活について

大平研究室では、基本的に学生の自主性を重んじています。同時に、一般社会で通用する十分な学力・体力・社会性を身に付けてもらいたいと考えています。様々な研究室行事や勉強会の機会を通じてこれらの力を総合的に高め、終了後に一人前の社会人として活躍できるようサポートしていきます。

大平研究室の1日(平日)

8:00 朝会

平日は毎朝8時に研究室に集合します。その日の各自の予定や連絡事項を共有し、実験データのディスカッションも行います。規則正しい生活習慣に繋がることはもちろん、危険ガスを取り扱う装置もあることから、1日のスタートを早くして出来る限り日中に実験が終わることが望ましいと考えています。

9:00 講義または実験
M1の1学期は午前中は講義が中心です。
M2以上は自主的に実験に取り組みます。
12:00 昼休み
食事休憩や歓談、情報交換等、過ごし方は様々です。
13:00 学会発表の練習
学会前は教授・助教の前で口頭発表の練習を行い、アドバイスを受けます。
15:00 実験
データを得るために引き続き実験をします。
17:00 学会のアブストラクトや論文の執筆
適宜アドバイスを受けながら論文を仕上げます。
18:00 課外活動

テニス(あるいはバドミントン) 毎週水曜日、気候の良い時期はテニス、冬季はJAIST体育館でバドミントンなどを行います。心身のリフレッシュと体力づくりも、研究生活においては重要です。

19:00 帰宅

大平研究室の1日(土曜)

9:00~12:00

勉強会・・・毎週土曜の午前中は、研究室全員がセミナー室に集まって勉強会を行います。学生が持ち回りで、各自の研究を進める上で参考になる英語論文を取り上げ、和訳し、その論文の著者の立場で全員の前で解説をしてもらいます。その後、内容に関する質疑応答やディスカッションを行います。
人に説明するためには、まず自分でその論文を精読しなければいけませんので、知識が定着しやすく内容への理解が深まりますし、英語論文の書き方の参考にもなります。留学生にとっては、論文の和訳をすることで日本語力の向上にも繋がります。

大平研究室の1日(月末)

9:00~15:00

月度ミーティング・・・毎月、各自が取り組んだ一か月の実験内容とその結果、考察に関して、一人30分程度のプレゼンテーションを行います。質疑応答含めてすべて英語で行われますので、英語力を鍛える良いトレーニングにもなります。

年間行事

4月:花見・新入生歓迎会
8月:白山登山
10月:ソフトボール大会(JAIST主催)
12月:忘年会
2月:スキー

3月:追い出しコンパ

これから受験をお考えの皆様、事前説明および見学を御希望の皆様へ

随時見学会を行っていますので、まずはご連絡ください。詳しくは、以下の「いつでも大学院進学相談会」で。

いつでも大学院進学相談会

また、希望者が2名以上集まれば、こちらから訪問することも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。 詳しくは、以下の「どこでも大学院進学相談会」で。

どこでも大学院進学相談会

活躍する卒業生

「就職先一覧/OB・OGページ」をご覧ください。