超越バイオメディカルDX研究拠点(仮称)「ヘルスケア・医療機器開発展(MEDIX)」

 

超越バイオメディカルDX研究拠点(仮称)

北陸先端科学技術大学院大学 開学30年 日本初の国立大学院大学の 世界トップレベルの研究・開発の一例を紹介します!

松村和明教授 栗澤元一教授 都英次郎准教授
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安全な細胞凍結保護素材で 革新的医療技術の進展に寄与

松村 和明 教授
研究分野:材料化学、高分子化学、生体材料
キーワード:高分子化学、バイオマテリアル、再生医療、凍結保存、ハイドロゲル
研究室ホームページ:https://matsu-lab.info/

iPS細胞ほか再生医療の実用化が待たれるなか、細胞保存に使用する保護剤の安全性の確保が課題となっており、その解消に向けた凍結保存技術の研究に取り組んでいます。
従来のジメチルスルホキシドの代替物として開発した新しい凍結保護性高分子「カルボキシル化ポリリジン」は、毒性を大きく低下させ細胞に与えるダメージを軽減しました。また、受精卵やiPS等の幹細胞の保存を可能にし、氷晶形成抑制効果を用いることで間葉系幹細胞シートや培養皮膚などの高次構造体のガラス化保存の手法を確立します。
これらを応用して再生医療用足場材料として期待できる素材を開発するなど、新たなメカニズムに基づく細胞組織の保護剤の開発を進めています。

 

 


 

緑茶カテキン薬物キャリアを基盤とするDDSの開発

栗澤 元一 教授
研究分野:バイオマテリアル、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、ナノメディシン、再生医療
キーワード:生体内分解性高分子、ナノ粒子、緑茶カテキン、インジェクタブルゲル、薬物徐放・ターゲティング、細胞治療

タンパク質・抗体・低分子・核酸などの性質の異なる医薬品を内包する緑茶カテキン・ナノ粒子設計によって、癌をはじめとする難治性疾患の治療を目指した薬物送達システム(DDS)を開発しています。
この緑茶カテキン・ナノ粒子は、薬物を疾患部に送達することを主な目的とした従来のDDS製剤とは異なる設計指針によって開発されています。疾患部への送達に加えて、薬物キャリアの主成分である緑茶カテキンが抗癌活性を有するために、薬物と緑茶カテキンのそれぞれの抗癌活性に基づくシナジー効果によって、抗腫瘍効果を増幅することを特徴としています。
これまでに、様々な医薬品を内包する緑茶カテキン・ナノ粒子の投与によって、薬物単独に比べて抗腫瘍効果を著しく向上させることに成功しています。

 


がん診断・治療を次世代に導く光合成細菌を発見

都 英次郎 准教授
研究分野:生物工学、材料化学、ナノテクノロジー、ナノメディシン
キーワード]ナノロボット、ナノバイオ、ナノ材料、生体機能材料、バイオテクノロジー、バイオミメティクス
研究室ホームページ:https://e-miyakolab.amebaownd.com/

従来のがんの三大療法である外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法が抱える課題を、微生物で解決する研究を進めています。
新しく発見した紅色光合成細菌は腫瘍に高選択的に集積、生育、増殖することができ、生体透過性が高い近赤外光によって近赤外蛍光、発熱、活性酸素発生、光音響といった様々な機能を発現します。これにより、近赤外レーザーを照射することで効果的に腫瘍を排除することができ、腫瘍を蛍光/光音響検出しながらの治療が可能になります。
この「がんの光診断・治療技術」は生体に対する高い安全性を備え、製造コストが安価に抑えられることから、全身がんや様々ながん種への適用拡大が期待されます。

 

 


《お問合せ》

北陸先端科学技術大学院大学 産学官連携本部 産学官連携推進センター
石川県能美市旭台1-1
tel:0761-51-1070 Fax:0761-51-1427
e-mail:ricenter@ml.jaist.ac.jp