情報統合型物質・材料開発イニシアティブ

革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)

Past event: World Polyolefin Congress 2015 (Nov. 23-27, 2015, Tokyo, Japan)

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2017.09.27 by Thuy Phuong Nhat Tran共有結合を通してグラフェンシートを規則的に積層させた酸化グラフェン構造体(GOF)は、ガス貯蔵や分離膜などの分野で注目を集める新規物質です。私達は、ジボロン酸型GOFの層間に合成されたパラジウムナノ粒子が、極めて均一なサイズ分布と分散を示すだけでなく、安定性に優れ、鈴木・宮浦カップリング反応において高い触媒活性とリサイクル性を有することを発見しました。触媒分野におけるグラフェンの有用性を示す一例です。

2017.09.04 by Qiagedeer Airong私達が開発したリアクターグラニュール技術は、ポリオレフィン粉末の細孔中での化学合成を通して分散剤等の添加剤を一切用いることなく、ナノ粒子が高度に分散したナノコンポジットを与えるユニークな方法です。これまでの研究は、ゾル-ゲル反応に基づく水酸化マグネシウム(難燃性)や酸化アルミニウム(熱伝導性)ナノ粒子等を対象としてきましたが、本研究では当該技術が銀や金といった貴金属ナノ粒子とのナノコンポジット調製にも極めて有効であることを実証しました。得られたナノコンポジット材料は、貴金属ナノ粒子に起因する魅力的な物性(色調、抗菌性、非線形光学応答)を示します。

2017.08.25 by 馬場 竜希 Ryuki Babaシリカにクロム種を担持したPhillips触媒は、単純な構成にも関わらず、分岐構造と分子量分布という点で他には無い特徴を持ったポリエチレンを産します。その主原因はシリカ表面上に特性の異なるクロム種が混在するマルチサイト性にあると考えられますが、マルチサイト性そのものが各々のクロム種の構造や役割を解明することを困難にしています。シリカと化学構造や性質が類似しているpolyhedral oligomeric silsesquioxane (POSS)は、有機溶媒との親和性が高く、様々な金属種と結合を形成するためシリカ担持触媒のモデル分子として扱うことができます。本研究では、このPOSS [e.g. R7Si7O9(OH)3]を用いて、クロム種の構造が均一なモデル触媒を合成し、クロム種近傍の化学環境と触媒機能の関係性を明らかにすることに成功しました。さらに、このような研究が実際のPhillips触媒の改良に有効であることを実証しました。

2017.05.26 by Bulbul Mairaポリマーにナノ粒子を分散させたポリマーナノコンポジットは、ナノ粒子の添加による飛躍的な物性改質や機能性の付与の観点から注目を集めている材料です。高性能なナノコンポジットを開発するに当っての前提条件はナノ粒子の均一な分散ですが、元来凝集性の強いナノ粒子を疎水的なポリオレフィンに高い充填率で分散可能な技術は存在しませんでした。我々は、ポリオレフィンの重合粉末の細孔中に無機ナノ粒子前駆体を閉じ込め、これをナノ粒子にその場変換する技術を用いて、この問題を解決することに成功しました。得られたポリプロピレン/酸化物ナノコンポジットは、高充填率での均一分散によって、従来材料と比較して極めて優れた機械的特性、誘電特性、熱伝導率を示します。

2017.04.13 by 谷池 俊明 Toshiaki Taniikeハイスループット実験は、新しい材料の探索から複雑な材料の構造性能相関を研究するためのデータベース取得において極めて強力な手段です。本研究では、開発した並列合成装置を用いてZiegler-Natta触媒担体のハイスループット合成を世界で初めて実現しました。従来のガラス器具を用いた逐次実験と遜色ない合成精度と形態制御を兼ね備えたまま、24連の並列合成が可能です。種々の構造制御剤の探索を通して、多様な構造を有する重合触媒担体のライブラリ構築に成功しました。これは、今後の触媒ライブラリの構築や構造性能相関研究につながる重要な進展です。