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2018.03.30 by Nhan Ton Nu Thanhグラフェンとのナノ複合化は二酸化チタン(TiO2)の可視光光触媒活性を増強する有望な方法です。既往の研究の多くはグラフェンの出発物質として酸化グラフェン(GO)を用いてきましたが、均質な複合化や生成するグラフェンの質に問題がありました。本研究では、グラファイトをチタンアルコキシド中で剥離させることで得たグラフェン分散液を、TiO2/グラフェンナノコンポジットに直接変換する新規プロセスを提案しています。得られたナノコンポジットは、TiO2とグラフェンの均質な接合に起因する再結合抑制、可視光吸収の大幅な改善、質の高いグラフェンの生成などの優れた特徴を有し、メチレンブルーの可視光分解に極めて高い活性を示しました。

2017.10.31 by Ashutosh Thakur概念融合型触媒とは、「均一であるが単機能的な分子触媒」と「多機能的であるが不均一な固体触媒」のコンセプトを融合する試みです。本研究では、分子精度の設計に多機能性を組み込む新たな触媒設計指針を提案しています。ランダムコイル状態のポリノルボルネン鎖に、規定数のハーフメタロセン錯体を閉じ込めた高分子鎖担持型触媒を合成し、エチレン重合における活性点間の協奏的触媒作用を見出すことに成功しました。

2017.09.27 by Thuy Phuong Nhat Tran共有結合を通してグラフェンシートを規則的に積層させた酸化グラフェン構造体(GOF)は、ガス貯蔵や分離膜などの分野で注目を集める新規物質です。私達は、ジボロン酸型GOFの層間に合成されたパラジウムナノ粒子が、極めて均一なサイズ分布と分散を示すだけでなく、安定性に優れ、鈴木・宮浦カップリング反応において高い触媒活性とリサイクル性を有することを発見しました。触媒分野におけるグラフェンの有用性を示す一例です。

2017.09.04 by Qiagedeer Airong私達が開発したリアクターグラニュール技術は、ポリオレフィン粉末の細孔中での化学合成を通して分散剤等の添加剤を一切用いることなく、ナノ粒子が高度に分散したナノコンポジットを与えるユニークな方法です。これまでの研究は、ゾル-ゲル反応に基づく水酸化マグネシウム(難燃性)や酸化アルミニウム(熱伝導性)ナノ粒子等を対象としてきましたが、本研究では当該技術が銀や金といった貴金属ナノ粒子とのナノコンポジット調製にも極めて有効であることを実証しました。得られたナノコンポジット材料は、貴金属ナノ粒子に起因する魅力的な物性(色調、抗菌性、非線形光学応答)を示します。

2017.08.25 by 馬場 竜希 Ryuki Babaシリカにクロム種を担持したPhillips触媒は、単純な構成にも関わらず、分岐構造と分子量分布という点で他には無い特徴を持ったポリエチレンを産します。その主原因はシリカ表面上に特性の異なるクロム種が混在するマルチサイト性にあると考えられますが、マルチサイト性そのものが各々のクロム種の構造や役割を解明することを困難にしています。シリカと化学構造や性質が類似しているpolyhedral oligomeric silsesquioxane (POSS)は、有機溶媒との親和性が高く、様々な金属種と結合を形成するためシリカ担持触媒のモデル分子として扱うことができます。本研究では、このPOSS [e.g. R7Si7O9(OH)3]を用いて、クロム種の構造が均一なモデル触媒を合成し、クロム種近傍の化学環境と触媒機能の関係性を明らかにすることに成功しました。さらに、このような研究が実際のPhillips触媒の改良に有効であることを実証しました。