科学技術振興調整費 / 若手研究者の自立的研究環境整備促進 ナノテク・材料研究者育成の人材システム 科学技術のフロンティアを拓く

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本学は、文部科学省の科学技術振興調整費を受けて、平成18年度から「ナノテク・材料研究者育成の人材システム」の研究課題に取り組んでいます。

「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムとは

科学技術振興調整費の中のプログラムの1つとして本年度に新設されました。
世界で戦える研究者を育成するため、若手研究者の自立に向けた環境整備に組 織的に取り組む研究機関がテニュア・トラックを導入することを国が支援し、活力ある研究環境の整備を目指しています。全国で9大学が採択されています。
テニュア・トラックとは、若手研究者が、厳格な審査を経てより安定的な職を得る前に、任期付きの雇用形態で研究者としての経験を積み力量を試されるコースのことです。米国の有力な大学では、このテニュア・トラック・ポストでの業績が認められた者が任期を付けない教員のポスト(「テニュア付教員」)になるという仕組みが一般的です。

これまでの取り組み

JAISTの若手教員は、教授等の補助的な役割だけでなく、自らの研究テーマを持ち、自立的に研究と教育に携わることが基本となっています。JAISTでは大学独自に研究資金を援助したり、研究スペースを確保したりするなど、他大学ではほとんど例のない支援を行ってきました。
このような経験と蓄積の上に、今回のプロジェクトでは、従来採用された教員の雇用期間や職務内容とは異なる方式で若手研究者に能力を発揮してもらうこととします。すなわち、概ね4年6ヶ月常勤の講師として雇用し、自立的な研究者、熱意あふれる大学教員として成長を続けるよう、広範できめ細やかな支援を行います。

科学技術振興調整費
研究開発に関する大学・研究機関・企業等からの提案を審査し、優れたテーマに提供される「競争的研究資金」の1つ。国全体の科学技術政策の大本を決定する総合科学技術会議(議長は内閣総理大臣)の方針に沿い、科学技術の振興に必要な重要事項を総合的に推進したり、調整を行って一体的に推進したりするための資金です。
平成18年度から、調整費の中に「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムが新設されました。このプログラムは、政府の「第3期科学技術基本計画」の重点である科学技術関係の人材育成のため、若手研究者が自立して研究する環境を整備するものです。 応募は約4.6倍の高率で、採択されたのは本学を含む全国の9大学、北陸では本学だけとなっています。詳細は 文部科学省のホームページ をご覧ください。

本件お問い合わせ先

国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
学術協力課 研究振興係
TEL 0761-51-1910 FAX 0761-51-1919
E-MAIL sinkou@jaist.ac.jp