サルにはわからない Kittel 講座


 固体物理学の教科書は,本屋に行けばたくさん売っています。その中でも 有名なものに『C. Kittel著 固体物理学入門 第6版 (丸善)』があります。 この教科書を引き合いにして,固体物理学でイメージが掴みにくい部分につ いて,厳密性を無視して説明することを考えました。


厳密性の墓

 題して,「サルにはわからない Kittel 講座」。

 私の友達は言いました。
 「サルにはわからない……」ってのは,実にいいですね。最近, ちまたにあふれる,「さるにもわかる……」がどうにもいやらしくて, たまらないところです。サルにわかってたまるか!


ただ今作成中! 順次更新して行きます。

もくじ

上巻

第1章 結晶構造
第2章 逆格子
◎フーリエ変換とは?
第3章 結晶結合
第4章 フォノン I:結晶の振動
◎フォノンって何?
第5章 フォノン II:熱的性質
◎比熱って何?
第6章 自由電子フェルミ気体
◎フェルミ粒子って何?
◎固体中の電子をどう取り扱うか?
第7章 エネルギーバンド
◎なぜバンドギャップが出来るのか?
◎電子を加速して行くとどうなるか?
第8章 半導体
◎半導体って半分電気を通すものなの?
◎有効質量とは?
第9章 フェルミ面と金属
◎フェルミ面って何?
第10章 プラズモン,ポラリトン,ポーラロン
◎こいつらはいったい何!?
◎パイエルス不安定性と電荷密度波


 最初にも断ってありますが,ここでは,イメージを掴むことに 重点を置いているため,「厳密性を無視して説明」しています。したがって, 極端に言えば『ウソ』ということにもなります。ここの説明の『ウソ』 が分かれば,あなたの力もワンランクアップ!


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