関係するプロジェクト・研究

観光コア人材育成スクール(観光庁委託事業:2019-2020(予定))
 
「ポストインバウンド時代」の観光に向け、地域の観光産業に従事する意識が高いミドル層を対象に「観光コア人材育成スクール」で観光人材の育成をはじめました。観光をめぐる環境はここ10年で大きく変化しました。これまでの観光まちづくりからインバウンドの拡大へと、日本も世界の観光を意識する時代です。またICTの急速な発達やモビリティ革命など、観光のシステムも大きく変化しています。そのため観光の激変時代に確実に対応するための高度なスキルと先端的知識を身につけ、革新的な観光サービスを創出できる人材を育成するスクールを運営しています。本事業は石川県の「いしかわ観光創造塾」とも連携しています。

●科学研究費(基盤B)『観光地域における資源戦略のための地域資源の高度利用プロセスの研究』 (2018-2022年)

この研究では、観光地域における資源開発、つまり資源化プロセスに着目し、地域に存在する自然環境から「生態系サービス」を生み出すプロセスを「地域資源戦略」と定義し、資源の高度利用メカニズムを明らかにすることを目的としています。特に、自然環境から生まれる観光やレクリエーションなどの恩恵である「文化的サービス」に着目し、地域関係者の持つ知識やスキルを効果的に使う資源化手法や、自然環境から文化的サービスを連続して生成・利用する「n次利用」について考察することを目指しています。 


地域人材育成セミナー(北陸先端科学技術大学院大学の提供) (2016年~)
ICTの発達や新しい社会構造の中で、他者と協働しながら新たな価値を創出する人材像を期本位、地域の人材育成進めています。

石川県観光創造塾での観光人材育成(石川県観光連盟から監修依頼) (2016年~)
石川県の観光人材育成を支援するために、カリキュラム作成やセミナー運営の監修を担当するプロジェクトです。北海道で2008年から2014年まで7期行ってきた『北の観光リーダー養成セミナー』の蓄積に基づき、石川県の観光人材を育成し、観光でビジネスとハピネスの両方を創出するプロジェクトを推進しています
  
●珠洲市と『珠洲国際芸術祭の評価:地域社会と芸術祭の関係性』研究プロジェクト (2016年)
 珠洲市で2016年9-10月に開催された芸術祭が地域や地域外関係者との関係をどのように構築したか、芸術祭が与えた社会経済的影響は何か、についてを調査研究するプロジェクトです。
  
●ドミニカ共和国『北部地域における持続的なコミュニティを基礎とした観光開発のためのメカニズム強化プロジェクト』
   (2015年~2020年)JICA国際協力事業

ドミニカ共和国は年間約600万人の観光客を受け入れるカリブ諸国第一の観光国です。1960年代から政府の政策として外資による大型ビーチリゾート開発を積極的に推進し、右肩上がりで観光客が増加してきました。しかし、観光客の消費がおもにホテル内、もしくは囲い込みによる限られた観光活動にとどまる結果となりました。そこで、新たな観光開発の取り組みとしての観光振興モデルによって北部地域14県において官民参画(Public Private Participation:PPP)によるコミュニティ・ベースド・ツーリズム (Community-Based Tourism: CBT) の振興を図る協力を実施します


●コードフォーカナザワ(Cfカナザワ)との『社会をシビックテックする』共同研究プロジェクト (2016年~)

Cfカナザワは、ITエンジニアがプログラミングやアプリ開発を通して社会貢献やサービス提供を進めている社会参加活動である。金沢で萌芽した活動は、2017年には全国で60団体に拡大し、各地で無償のアプリ開発などが進められている。この活動をIoTやAI時代におけるエンジニアの社会的役割や新たなライフスタイルの可能性として捉えて、社会課題解決と活動、そして参加する個人の関係を研究します。 


●科学研究費(基盤B)のプロジェクト『地域の生物文化多様性を基盤としたレジリアントな観光ガバナンスの研究』 
  (2014-2018年)

この研究では、地域の自然環境からの生態系サービスを文化資源化するための新たな資源開発プロセスを、地域の学習過程と捉え、国内外の詳細な事例研究を通して、観光交流を通した文化発信による地域アイデンティティの回復のモデルを構築する。また、この仕組みを実現するためのレジリアントな観光ガバナンスの社会的モデルを構築・提案する。さらに観光ガバナンスの構築を都市部と非都市部の統合的な地域再生と捉え、普及を前提とした研究成果を出すことを目指しています。 

 

●観光人材育成『石川県観光創造塾』(2016年~)

石川県が進める観光人材育成の基本カリキュラムの開発、授業運営、受講生の指導など、観光教育プログラムのコーディネートやそのブラッシュアップ、さらには全体を通しての教育効果や学習の設計を担当しています。詳しいプログラムはこちら

 

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【過去のプロジェクトー前任の北海道大学でのものを含みます。】
 ●観光人材育成『北の観光まちづくりリーダー養成事業』(2007年~2014年)

 これからの北海道観光の振興を図っていくためには、地域の魅力を引き出し、さらに地域全体でその活動を推進していくための優れたマネジメント能力や、専門的な知識を備えた人材が求められています。 観光、まちづくり、人材育成の第一線で活躍する講師陣が連携して、「観光まちづくりを主導的に推進していく能力の習得」を目指す「ケースメソッド」や「観光商品の開発」を中心とした実践的なセミナーを実施してきました。


●国連大学 『都市と生物多様性』研究プロジェクト (2011-2015年)
 国連大学(UNU)のOUIK(金沢ユニット)において進められている「生物文化多様性」をテーマとした研究です。