在学生・修了生の声(熊谷 哲成さん)

ここには新しいスタートがある。

JAISTの学生となって9ヶ月、私は変わりました。

在籍していた大学からその大学院へ進めず、本学へ入学した時、「大学時代のままではいけない」、自分をリセットしようと決めました。そんな私にとってJAISTの気風はうってつけでした。大学とは異なる分野に挑もう、自由な研究環境でがんばろう…学生は皆、確かな意志を持ち、とくに留学生はエネルギッシュで向上心旺盛。私はいまや、しっかりと地に足をつけて研究に専念できるようになったと思います。

修士論文研究のテーマは、『液体電極プラズマ法と固相抽出法を組み合わせた高感度元素分析チップの開発』。微小な溝に液体を流し込んで高電圧をかけるとプラズマが発生し、そのプラズマの発光を読み取ることで液体中の元素を判別できます。この原理を用いて工場排水などに含まれている有害な金属を測定するチップの開発に取り組んでいます。研究を始めてまだ3ヶ月ほど、今後ヒートアップしていくだろうと思います。JAISTでは、研究室は24時間出入りでき、実験装置は自由に使うことができる。やる気があれば、どこまでも研究に没頭できます(友だちと食事に出かけたり、留学生の歓迎会や忘新年会で盛り上がったり、と息抜きもしていますが)。

自分を変える。新しいことを始める。JAISTは、そんなチャンスを与えてくれます。

(掲載内容および所属・役職はインタビュー当時のものです)

Photo: 熊谷 哲成さん
熊谷 哲成さん
出身/千葉大学工学部
マテリアルサイエンス研究科

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