折り紙とパズルと多面体のページ
北陸先端科学技術大学院大学の
上原隆平が最近凝っている
- 折り紙,飛び出す絵本,ペーパークラフト(Origami, Pop-up book, Paper craft)
- パズル,不可能物体(Puzzle, Impossible object)
- 多面体,展開図(Polyhedron, Development or Net)
関連のページです.
イベント覚え書き・
ブログもどき・
上原の関連する結果へのリンク集・
その他のリンク集です.
出張その他で,うまくタイミングが会えば行きたいなぁと思っているイベント類や場所のメモです.
行けるかどうかは運次第 :-)
- 期間限定タイプ
- 期間はあまり関係ないところ
- 沖縄草玩具館:沖縄!
- 旭川ぱずるミュージアム:これは行ってみたいなぁ.
- 日本玩具博物館:玩具の収蔵品が9万点ほどあるとか.
本人の備忘録に近いメモ書きです.基本的には上に行くほど新しいです.
- 2024/04/27 東京弾丸出張
- 所用あって東京に弾丸出張.スキマ時間を使ってあちこちパトロール.
トリトでは気になっていた仕掛け屋定吉さんの「ジグソーパズル メビウス22ピース」を入手.
一緒に中古品コーナーでちょっと変わったパズルGeraniumを入手.以前書いた論文
- Win Hlaing Hlaing Myint, Ryuhei Uehara, and Giovanni Viglietta. Token Shifting on Graphs,
International Journal of Computer Mathematics: Computer Systems Theory, Vol. 7:4, pp. 223--234, September 2022.
DOI:10.1080/23799927.2022.2118622
に関連が深そうに思います.表参道のFlying Tigerでは6角形のドミノ「Hexagon Dominoes」と,
謎のキューブパズル「IQ Puzzle」を入手.6角形は"Do"minoとは言わないんじゃないか,
という気がしないでもないですが,まぁそこは気にしないことにします.
気になるのはキューブパズル.ソーマ・キューブの亜種に見えますが,棒が突き出ていて,これをうまくはめないと組めないようです.
このギミックによって,NP完全でなく,もうワンランク上のPSPACE完全になるんじゃなかろうかと最近思っているので,
すごく気になります.
- 2024/04/ 能登ヒバのパズル
- 新婚の息子夫婦から,能登ヒバでできた動物パズルをいただきました.
パッケージを開けると,良い匂いがしてきます.
- 2024/04/ MINEさんのパズルと本
- MINE氏より,著書とパズルを受け取りました.ありがとうございます!
JIGSAW P9bは入手前に品切れになってしまっていたので,うれしいです.
- 2024/03/25 展開図パズル
- 先日買った「8年生」の広告を見て知った展開図パズル.
ポリキューブの展開図に特化したパズルなので,研究が捗りそうです.
いままで存在に気づいていなかったのが不覚!
- 2024/03/18-20 金沢でWALCOM 2024主催
- 金沢でアルゴリズムの国際会議を主催しました.以下パズルっぽい,あるいは折り紙っぽいものの覚書.
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提供できるお菓子を選ぶときに折り紙っぽい,多面体っぽいものをチョイス.なかなか工夫があって面白いパッケージです.
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香林坊の東急の中に,なかなか魅力的なアンティークショップがあります.そこでけっこうレアな本を発見して救済.
- 2024/03/ 東京弾丸出張
- もろもろあって一瞬東京出張.スキマ時間で以下を入手.
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Facebookで情報を見かけて本屋さんで「8年生」購入.けっこうパズル成分が多目の号でした.
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「開かないガチャ」の第二弾が出てることを知って新宿の歌舞伎町で夜中に挑戦.
最初の4回,色違いの同じものが出て気持ちが挫けそうになりましたが,
5回目で違うものが出たので良しとします.3種類目はとりあえずあきらめました.
- 2024/02/17-03/03 2週間世界一周
- 2週間で東京・ドイツ・アトランタ・ボストンと回る出張.貧乏性なので,ついつなげてしまいます.以下覚書き.
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2月17日はパズル懇話会.いろいろと興味深い話が聞けました.三浦さんのパズルを2種類(Cutter 1234とtatami 7.5)
購入.一方はすぐ解けたけど,他方はなかなか解けない...
- 2月19日から21日までSOFSEM 2024に参加して,以下を発表.
ある種のパズルが,NP完全だったり決定不能だったりするという結果です.決定不能という結果は
個人的にかなり気に入っていて,今後のポテンシャルを感じています.
-
2月22日から25日までG4G15に参加して,上記の話を6分で発表.
G4G15では具体例の方がウケるかと思っていましたが,決定不能という結果がかなり驚きをもって受け止められた気がしました.
例によって,お土産がてんこ盛りです.かなり楽しめそうな気がします.
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2月26日から3月2日まではボストンのMITを訪問して,研究打ち合わせ.中身は書けません.
ボストンといえば外せないのがパズルショップEureka!.
今回も楽しませてもらいました.フィジェット的な玩具・歪んだコンウェイキューブ・格子パズル・この店のオジリナルパッキングパズルを購入.
- 2024/01/03-01/06
Joint Mathematics Meeting 2024 at San Francisco
- 上記の会議JMM 2024に参加・発表するため,新年早々の1月2日からサンフランシスコに渡米.
Erik Demaine氏が提案して採択された
Serious Recreational Mathematicsというセッションに参加するためですが,
特にDon Knuth氏とErnő Rubik氏を引っ張り出すところがさすがです.
私の発表は以下のものです:
Shape Logicとか
polypolyominoとか呼ばれているパズルや問題を扱った内容です.
評判は悪くなかったと思います.
1月1日の夜から強い地震が続き,1月2日には羽田空港で飛行機事故,と,かなり際どいタイミングでしたが,
いくつかの偶然がうまく重なって1月2日に金沢からサンフランシスコになんとか移動できました.
1月2日は時差ボケ防止のため,サンフランシスコをあちこち歩いて回っていました.
いろいろと検索したら,海辺のPier 39というおしゃれなエリアにSolve It!と
いうパズルショップを見つけました.日本とはやっぱりちょっと違った品揃えで興味深いです.以下の2つを購入:
- learning pyramid:これはパズルとしては大きさ3×3のコンウェイキューブなのですが,
ピースの各面がひし形に歪んでいるものです.キューブを歪ませたパズルはたまに見ますが,
コンウェイキューブを歪ませたものは初めてみました.
- Jigsaw Cube:これは展開図っぽいパズルだったので購入しました.
ジグソーパズルと展開図を組み合わせたパズルですが,パズルとしてはそれほど難しくはなさそうですが,アイデアが興味深いです.
JMMはかなり大きな会議で,
数千人規模(1万人以上?)の参加者があり,いろいろなイベントや出店もありました.IPPやG4Gの参加者も多く,いろいろと買ったりいただいたり...
以下覚書です.
- 出店で買ったのは裁ち合わせパズル.正多角形のものはすでに持っていますが,星型多角形のものを見つけて購入.
- IT SUGARというキャンディー専門店で食べられる紙を購入.ちょっと試食させてもらったけど,昔どこかで食べた味を思い起こします.何だったかな.
あとはパズルの試作品など.今回は特に,Don Knuth氏と初めてじっくりと研究の話ができて,感激しました.
議論のときのメモにサインをもらってきたので,家宝にしよう...本人に「次は小切手をもらいます」と宣言してしまった.精進せねば.
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以下,上原が折り紙,パズル,多面体に関しておこなった研究のごく簡単な解説とリンクです.
アカデミックな業績とその他と分けてあります.
ただしアカデミックかどうかは主観によるかもしれません.
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書籍:『完全版マーティン・ガードナー数学ゲーム全集』
- マーティン・ガードナーの数学ゲーム全集の翻訳です.
プロジェクトとしては全15巻シリーズになる予定で,原著は4巻まで出ています.
日本語版は1,2巻は2015年,3巻は2016年,4巻は2017年に出ました.
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書籍編集『ORIGAMI6』
- 折り紙のサイエンスに関する国際会議
6OSME(The 6th International Meeting on Origami in Science,
Mathematics and Education)の会議録(論文集)です.私の書いた論文も載ってます.
アメリカ数学会(AMS)から出ています.
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書籍:『はじめてのアルゴリズム』
- 書き下ろしです.近代科学社の『はじめての〜』シリーズの一つです.
サポートページもあります.
アルゴリズムを理解するためのパズルとして,ハノイの塔,エイト・クイーン,ナイトの巡回問題などを取り上げました.
あとは細かい小ネタにパズルっぽい話がちらほらとあります.
-
書籍:『折り紙のすうり』
- 原著は``How to Fold It:
The Mathematics of Linkages, Origami, and Polyhedra''という本で,
著者はJoseph O'Rourkeです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
-
書籍:『ゲームとパズルの計算量』
- 原著は"Games, Puzzles, & Computation"という本で,
著者はRobert A. Hearnと
Erik D. Demaineです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
-
書籍:『幾何的な折りアルゴリズム』
- 原著は``Geometric Folding Algorithms: Linkages, Origami, Polyhedra''という本で,
著者はErik D. Demaineと
Joseph O'Rourkeです.
原著のサポートページと
邦訳のサポートページがあります.
- じゃばら折りの複雑さに関する研究
- じゃばら折りや,その一般化パターンを効率よく折ることについての研究をしています.
-
じゃばら折りや,その一般化パターンに対して,高速に折り目をつける方法を研究しました.
紙を重ねて折れば相当効率よく折り目をつけることができます.このテーマについては,
以下の国際会議での発表が一番詳しいです.
-
じゃばら折りの折りたたみ方は1通りしかないですが,一般の山谷パターンの折りたたみ方は
たくさんあります.指数関数的に多いです.そうした多くの選択肢の中から,
紙の延びを最小化する折りたたみを見つけるための研究をしています.このテーマについては,
今のところ以下の国際会議での発表が一番詳しいです.
いずれ以下の国際会議の会議録が出たら,それが一番詳しいものになるはずです.
- 複数の箱を作ることができる展開図
- 以下の各種のページを御覧下さい.
- 飛び出す絵本のNP完全性
- 以下の本に掲載されてるのが一番詳しいです.
- 浮き出し迷路の生成アルゴリズム
- 浮き出し迷路(答を塗りつぶすと絵になる迷路)を自動的に生成するアルゴリズムに関する研究です.
東工大の岡本さんと私とで最初に発表した論文が
で,論文そのものはここにあります.
そのあと,いくつかの拡張が行われました.
岡本さんがここにまとめてくれています.
- 折り紙の決定不能問題
- 折り紙を「実数平面」と考えると,ちょっとおかしな定理が示せます.
ほとんどの実数は「折れない」ため,折り紙の上のほとんどの点は「正確に折る」ことができません.
その議論をさらに進めると,与えられた点を折れるかどうか,有限の時間内で判定できなくなります.
こうした結果を以下で発表しました.
この結果をどう受け止めたらいいのか,私もよくわかりません.
- ↓以下,そのうち書きます.↓
- Voronoiゲームの複雑さ
- 一般化Hi-QのNP完全性
- 一般化KaboozleやシルエットパズルのNP完全性
- 一般化UNOの複雑さ
- 『折紙探偵団コンベンション折り図集Vol.15』
- 私がデザインした「目玉」が掲載されています.
- 『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.5』
- 私がデザインした「市松サイコロ」が掲載されています.
講習会で取り上げた「十字架」や「組めるパターン/組めないパターン」もおりを見てまとめてどこかに出したいです.
- 『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.6』
- 石川在住のパズル作家,山本浩さんと
コラボした作品「不思議な立体」が載っています.
1枚の紙に切れ目を入れて折るだけで,かなり面白い立体もどきが作れます.
- 幾何的な玩具類
- 展開図などの研究をするときに便利な玩具類を集めたページです.
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Last modified: Sun May 31 21:19:58 JST 2015
by Ryuhei Uehara (uehara@jaist.ac.jp)
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