研究科・領域

展示施設

JAISTギャラリー

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 JAISTギャラリーは、本学の研究成果の展示、及び本学への寄贈品の展示を行うことにより、教育研究、及び社会貢献の推進に資することを目的として設置されました。

 ギャラリーには、本学に寄贈された、パズル作家・コレクターとして国内外に有名な故芦ヶ原伸之氏(よしがはら のぶゆき、1936年-2004年)が収集された世界有数で、我が国では最大級のパズルコレクション(約1万点)のうち、厳選した約200点を展示しています。ギャラリー自体もキューブパズルをイメージしたデザインとなっており、その中にパズルを展示しています。また、パズルを見るだけでなく、子供たちが実際に解いて遊べるプレイルームも併設されています。 ⇒ ギャラリーリーフレットはこちらをご覧ください(日本語English)

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設計 : 松田達/松田達建築設計事務所
林野紀子/りんの設計一級建築士事務所

1.見学について
見学については事前に下記へお申し込みください。
 見学時間:平日の9:30~16:30
 見学人数:1グループ 20名以内
 入館料:無料
<お申し込み先>
北陸先端科学技術大学院大学 広報係
TEL:0761-51-1031 FAX:0761-51-1025 E-mail:kouhou@ml.jaist.ac.jp
2.研究成果の展示(2023.12.20現在)
一つの展示品につき約1年半ごとに入れ替えを行っています。
【コンピューティング科学研究領域】
○「折り」と「展開」が生み出す多面体の世界(上原隆平研究室)
○スパコンの応用 ペグソリテアフォントのデザイン(上原隆平研究室)
【トランスフォーマティブ知識経営研究領域】
ダンス × AIで健康増進!(西村拓一研究室)
【人間情報学研究領域】
○無人移動ロボットによる知的環境センシング技術の開拓(池 勇勳研究室)
3.世界有数のパズルコレクション“NOB(ノブ)コレクション”
nob01.jpgNOB のパズル
NOBコレクションの顕著な特徴は、パズルを創作活動の資料として利用するため集められたものであり、収集を第一の目的としたものではないことである。コレクションの中には製品だけでなくその創作過程を示す資料も多数残されている。公園の遊具のモデルもあるが、これは芦ヶ原氏のパズル創作活動の幅広さを示すものといえよう。
nob02.jpg卓越した作者のパズル
卓越した世界のパズル家に与えられる賞に芦ヶ原賞(The Nob Yoshigahara Award) がある。これまでの受賞者は米国の木工パズル作者、スチュワート・コフィンと箱根のからくり箱作者、亀井明夫の2人である。また、箱根には長老であり組木、秘密箱および寄木の伝統を継承した卓抜した作者、二宮義之がいる。五重塔は二宮の作品で名品といわれている。
nob03.jpgベロカルのパズル
スペインの芸術家ミゲル・ベロカルの作品である。その作品の多くは難しい3次元ジグソーパズルとなっているが、玩具ではなく芸術作品である。ベロカルはその作品に、指輪を仕込んだりしている。また、彼は自分の鋳造場で一つの作品も複数を制作した。マドリード大学で数学と建築を学び、その後パリとローマで芸術を学んだ。
nob04.jpg不思議な物体
どう飲んだらよいかわからないカップ、どう水を入れたらよいかわからない水差しなどの不思議な容器、また、ありえないように思われる不可能物体といわれる不思議な物体もパズルの範疇に入る。どのようにして飲むか、どのようにして水を入れるか、どのようにしてそれを作るかを考えさせるものである。日本の瓶細工もそのひとつ。
nob05.jpgスライディングピースパズルとマッチングパズル
盤上でピースをスライドさせて目的の条件を満たすようにするスライディングピースパズルおよび面や縁の色や模様をそろえるマッチングパズルは古くから多種多様なものが作られてきた。黒い円形のパズルは、最も古い樹脂製のパズル(1895年特許)である。また、VESSの字が読めるものは初期のマッチングパズルでパズル史上の貴重品。
nob06.jpg知恵の輪とシルエットパズル
からみあった複数の部品から指定された部品をはずす知恵の輪や、いくつかのピースを配置して、指定された問題の形を作るシルエットパズルもきわめて古くから多種多様なものが作られている。馬蹄パズルは本物の使用済みの馬蹄から作られている。タングラムは、中国に生まれてヨーロッパに広まったシルエットパズルである。
nob07.jpgキーチェインパズル
キーチェインパズルとは小型でキーリングのついたものか、それを取り付けられるようにデザインされたパズルをいう。パズルの種類には定まったジャンルはなく種々のキーチェインパズルがある。材質も様々である。プラスチック製の組立型のキーチェインパズルは、1930年代後半にアメリカで生まれ、その後、日本に伝わり日本独自のものも作られた。
nob08.jpgデクステリティーパズル
デクステリティーパズルとは手先の器用さを使って楽しむパズルのことである。もっとも典型的なものは、けん玉である。知恵を使う必要があるものもある。トレーの中で玉を移動させるようなタイプのものはおびただしくある。また戦争等そのときそのときの時事を使っているものがあり、歴史的意味も大きい。
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