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受賞

学生の阿慈地さんが電子情報通信学会HCGシンポジウム2025において特集テーマセッション賞を受賞

 学生の阿慈地惇人さん(博士前期課程2年、人間情報学研究領域、岡田研究室)が、一般社団法人電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム2025において、特集テーマセッション賞(ソーシャルインタラクション)を受賞しました。

 HCGシンポジウムは、工学分野に加え、心理学・認知科学・社会科学・生理学・デザイン学など、幅広い分野の研究者が一堂に会する学際的な議論の場です。人間コミュニケーションに関わる技術・知見・研究成果の共有および深化を図る機会を提供し、分野横断的なコミュニケーション研究の発展と研究者間の交流促進を目的としています。
 HCGシンポジウム2025は、令和71210日〜12日にかけて福岡県北九州市の北九州国際会議場にて開催され、阿慈地さんは、特集テーマセッション「ソーシャルインタラクション」における発表が高く評価され、特集テーマセッション賞を受賞しました。

※参考:HCGシンポジウム2025

■受賞年月日
 令和71212

■研究題目、論文タイトル等
 対話システムにおける適応的なマルチモーダル感情分析のためのストリーム型能動学習

■研究者、著者
 阿慈地惇人、林貴斗、駒谷和範 ( 大阪大学 )、 岡田将吾

■受賞対象となった研究の内容
 人と人が会話をするときには、相手の感情をくみ取り、その気持ちに合わせて話題や返答を変えることが大切です。これは、人とAIが対話する場合でも同様です。しかし、感情の表し方は人によって大きく異なるため、AIが相手の感情を正しく理解するのは簡単ではありません。AIがこうした個人差に対応するためには、その人の感情が分かる「ラベル付きデータ」が必要になります。ただし、すべてのユーザから十分なラベル付きデータをあらかじめ集めることは現実的ではありません。会話の途中でユーザに感情を尋ねることでデータを集めることはできますが、あまり頻繁に質問すると、ユーザにとって煩わしくなってしまいます。
 そこで本研究では、人とAIの対話において、「AIがユーザに感情を尋ねるタイミング」を最適化する枠組みを提案しました。これにより、ユーザの負担を抑えながら、AIが感情の個人差に適応できることを目指しています。

■受賞にあたって一言
 このような賞をいただき、大変光栄です。本研究はまだ初期的な取り組みではありますが、多くの方に関心を持っていただけたことが今後の励みになりました。貴重なコメントをくださった皆様に心より感謝申し上げます。

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令和8年2月16日

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