ニュース・イベント

受賞

学生の野稲さんが情報処理学会第216回HCI研究会において学生奨励賞を受賞

 学生の野稲陽人さん(博士前期課程1年、人間情報学研究領域、丁研究室)が一般社団法人情報処理学会第216回ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)研究会において学生奨励賞を受賞しました。

 第216回HCI研究会は、令和8年1月14日~15日にかけて、沖縄県宮古島市の宮古島未来創造センターにて開催され、HCI分野における多様なトピックについて活発な議論が行われました。
 情報処理学会HCI研究会は、計算機科学から人文科学まで多様な分野を融合し、人間の活動に関わる理論・技術・モデル・評価に取り組む研究者・実務者のためのコミュニティです。

※参考:情報処理学会HCI研究会

■受賞年月日
 令和8年1月26日

■研究題目、論文タイトル等
 シリコーンを用いたインソール型空気圧フィードバックデバイスの試作

■研究者、著者
 野稲陽人、福島綾人、小野重遥、二之宮昇(日本ヒューレット・パッカード)、金井秀明

■受賞対象となった研究の内容
 本研究では、動作誘導や技能学習支援のための触覚フィードバック手法として、空気圧フィードバックを足裏に提示するインソール型デバイスを開発した。従来のPVC貼り合わせ構造には、接着部の耐久性、空気漏れ、製作精度の個体差といった課題があった。そこで本研究では、柔軟性と耐久性に優れたシリコーンに着目し、3Dプリンタで作製した足型を用いた一体成型によるインソール型デバイスを試作した。硬度の異なる3種類のデバイスを用いてユーザー実験を行い、知覚精度、知覚時間、および最低知覚空気量を比較した。その結果、硬度間での有意差は認められず、知覚特性には素材の硬度よりもチャンバーの幾何学的構造が強く影響する可能性が示唆された。一方で、試作デバイスは高い構造的堅牢性を示し、耐久性および製作再現性の向上に有効であることが確認された。

■受賞にあたって一言
 このたび、第216回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会において学生奨励賞を受賞することができ、大変光栄に思います。博士前期課程の副テーマとして取り組んできた本研究が、空気圧フィードバックのデバイス開発における新たな視点を提供できたことを嬉しく思います。金井秀明准教授をはじめ、日々ご指導いただいた皆様や、先輩方からの貴重な助言が、今回の受賞に繋がったと確信しております。なお、本研究は、JSPS科研費(JP22K12288)、柏森情報科学振興財団、および澁谷学術文化スポーツ振興財団より多大なご支援を受けて実施されました。深く感謝申し上げます。この受賞を糧に、今後も研究に一層精進してまいります。

award20260325-1.png
award20260325-2.jpg

令和8年3月27日

PAGETOP