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受賞

学生の天野さんが情報処理学会第217回HCI研究会において学生奨励賞を受賞

 学生の天野一平さん(博士前期課程2年、AI知性研究領域、謝研究室)が、一般社団法人情報処理学会第217回ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)研究会において、学生奨励賞を受賞しました。

 第217回HCI研究会は、令和8年3月9日~11日にかけて芝浦工業大学豊洲キャンパスにて開催され、HCI分野に関する多様なテーマについて活発な議論が行われました。
 学生奨励賞は、HCI研究会において優れた研究発表を行った学生に対して贈られる賞です。研究の新規性、有用性、発表のわかりやすさ、質疑応答の的確さなどが総合的に評価されます。

※参考:情報処理学会HCI研究会

■受賞年月日
 令和8年3月18日

■研究題目、論文タイトル等
 How Experts Draw: 描画過程における熟練者と初心者の描画運動特性の比較分析

■研究者、著者
 天野一平、福里司(早稲田大学)、謝浩然

■受賞対象となった研究の内容
 本研究は、絵を描く際の「熟練者」と「初心者」のスキルの違いを、完成した結果(画像)だけでなく、描画途中の「筆圧」や「速度」といった運動プロセスの観点から定量的に解明したものです。独自に開発したシステムを用いて23名の描画プロセスを収集し、深層学習モデルの画像評価とアンケート調査を統合して分析しました。その結果、初心者は膨大な時間と過剰な筆圧をかけて「形の正確さ」を合わせることに成功しても、熟練者特有の「線の質や画風」は再現できないということが判明しました。初心者は局所的な形合わせに認知資源を奪われる「構造の罠(非効率な状態)」に陥っていることを統計的に実証しました。

■受賞にあたって一言
 この度は、情報処理学会第217回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会にて学生奨励賞をいただき、誠に光栄に存じます。御指導を賜りました謝浩然准教授、早稲田大学の福里司講師をはじめ、有益なご助言をいただいた研究室の先輩方に深く感謝を申し上げます。また、本研究はJST BOOST(課題番号:JPMJBY24D6)の支援を受けて実施されたものです。本実験の遂行にあたり、多大な時間と労力を割いて描画タスクにご協力いただいた被験者の皆様に、心より感謝申し上げます。この受賞を励みとして研究に一層精進してまいります。

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令和8年6月1日

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