学生の大懸さんが第16回横幹連合コンファレンスにおいて令和7年度木村賞ファイナリストに選出
学生の大懸崇一郎さん(博士後期課程2年、次世代デジタル社会基盤研究領域、丹研究室)が第16回横幹連合コンファレンスにおいて、令和7年度木村賞ファイナリストに選出されました。
木村賞は、特定非営利活動法人 横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)が主催する連合コンファレンスおよびシンポジウムにおいて、特に優れた研究発表を表彰する賞です。令和7年度より、木村賞にふさわしいと認められた論文のうち、5編程度がファイナリストとして選出・公表されることとなりました。
第16回横幹連合コンファレンスは、「学際融合による復興と共創」を大会テーマに、令和7年12月13日~14日にかけて、石川県野々市市の金沢工業大学・扇が丘キャンパスにて開催されました。
なお、表彰式は令和8年5月27日に開催された横幹連合定時総会にて執り行われました。
※参考:横断型基幹科学技術研究団体連合
■表彰年月日
令和8年5月27日
■研究題目、論文タイトル等
共創活動による地域文化と伝統の可視化―中能登町どぶろくの魅力発信プロジェクト―
■研究者、著者
大懸崇一郎、村山祐子 (金沢工業大学) 、島田淳一
■表彰対象となった研究の内容
本研究は、本学未来デザイン研究センターにおける共創研究の一環として、石川県中能登町に受け継がれる伝統的な酒造文化である「どぶろく」に着目し、地域文化・伝統・食文化の魅力を可視化し、地域内外へ発信することを目的として実施したものです。中能登町は、どぶろく特区として認定を受け、神社祭祀や稲作文化と結びついたどぶろく文化を継承してきました。一方で、生産者の高齢化や担い手不足、能登半島地震後の地域文化の再生といった課題も抱えています。本研究では、本学、金沢工業大学、中能登町、地域住民、生産者、神社関係者等が連携し、文化・生産・消費・発信の観点から共創活動を展開しました。具体的には、地域住民を対象としたアンケート調査、神社における醸造工程の記録、発酵過程の観測、官能評価や味覚センサーを用いた味覚の可視化、食べ合わせ・飲み合わせ調査、レシピ共創、展示・SNS等による情報発信を行いました。これらの活動を通じて、どぶろくを地域の信仰、生活文化、発酵技術、消費体験が結びついた文化資源として捉え直し、地域文化の継承と発信に資する共創的な地域活性化モデルをデザインし提示しました。
DOI: https://doi.org/10.11487/oukan.2025.0_13P2-F03
■表彰にあたって一言
このたびは、第16回横幹連合コンファレンスにおいて、令和7年度木村賞ファイナリストに選出いただき、大変光栄に存じます。本活動は、本学未来デザイン研究センターの共創研究の一環として、中能登町の皆様、どぶろくの生産者の皆様、神社関係者の皆様、金沢工業大学の皆様、大学コンソーシアム石川の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様のご協力のもと進めてきたものです。また、調査・記録・分析・発信など、各活動に参加してくださったプロジェクトメンバーの皆様にも心より感謝申し上げます。今回の表彰を励みに、本活動の成果が、中能登町をはじめとする能登地域の復興、地域文化の継承、地域振興の一助となれば幸いです。


令和8年6月23日
