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令和3年度学位記授与式を挙行

 3月24日(木)、令和3年度学位記授与式が能美市根上総合文化会館(タント)音楽ホールにおいて挙行され、博士前期課程204名、博士後期課程31名の計235名に学位記が授与されました。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、規模を縮小して実施されました。
 式では寺野学長から修了生に学位記が授与され、修了者代表による謝辞が述べられました。

修了者内訳

博士前期課程 博士後期課程
知識科学研究科 0 1
先端科学技術研究科 知識科学系 60 7
情報科学系 69 6
マテリアルサイエンス系 69 17
融合科学共同専攻 6 -
合計 204 31
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式典開始前に披露された
サックスの演奏
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学位記を受け取る学生

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優秀修了者表彰

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告辞を述べる寺野学長
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修了者代表謝辞

学長告辞

 修了生の皆さん、北陸先端科学技術大学院大学の博士前期課程および博士後期課程のご修了、誠におめでとうございます。ご両親やご家族の皆様、また指導教員の先生方をはじめ、ご指導・ご支援いただいた教職員の皆様にも心からのお祝いとお礼を申し上げます。

 今回ご修了される皆さんは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、研究の推進や論文の作成、また就職活動などに多大な影響があったことと思います。その中で、見事に学業を完遂され本日を迎えられたことに敬意を表します。

 北陸先端大は創立以来、先端科学技術の広い分野で世界トップレベルの研究を推進し、皆さんのような素晴らしい人材を育成することで社会に貢献してきました。

 本学の創立に際して作成されました「北陸先端科学技術大学院大学の構想の概要について」において、「先端科学技術分野に係る高度の基礎研究の推進」と共に「大学等の研究者の養成、企業等における高度な研究者・技術者の養成と再教育」が創立の目的として述べられています。この精神は、昨年1月に制定しましたJAIST未来ビジョンにも引き継がれています。

 このビジョンにも示しましたが、本学の最も重要な使命は、世界トップレベルの研究の推進とそれを通じた人材育成です。すなわち、研究を通じて皆さんのような素晴らしい人材を育て、世の中に送り出すことが本学の最も重要な使命です。

 皆さんは本学で何を学び、何を身に付けられたでしょうか?きっと、今、皆さんが思い浮かべるより、はるかに多くのものを身に付けているはずです。

 皆さんにとっては社会に出てから、正にこれからが本番です。本学で学び、身に付けられた知識と実力、そして築き上げられた人間関係をフルに活用して素晴らしい成果を上げてください。

 世界は今、新型コロナウイルス感染症の拡大に加えて戦争という愚かな行為に直面しています。人類は今まで科学技術の力で多くの問題を解決してきました。今回のコロナウイルスによる危機も、その解決に光が見えてきたと思います。しかし、戦争という愚かな行為は科学技術の力だけでは解決できません。それには、グローバルな視野に立った人と人、そして国と国との素晴らしい関係に基づく相互の理解が必要です。皆さんは、本学で、多くの国からの留学生や教員の方々と素晴らしい時間を過ごされたことと思います。きっと、そのような経験が、これからの平和で幸せな社会の発展に大きく貢献してくれると信じています。世界の未来と平和のために、そして皆さんご自身の未来のためにも、それぞれが置かれた立場で精一杯の努力をしてくれることを期待します。

 最後にもう一度、修了生の皆さんに本学教職員を代表してお祝いを申し上げ、私からのはなむけの言葉といたします。本日は本当におめでとうございます。

令和4年3月24日

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