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人間情報学研究領域の鵜木教授の研究課題が一般財団法人テレコム先端技術研究支援センターの研究費助成に採択

 一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター(SCAT)の研究費助成に人間情報学研究領域の鵜木 祐史教授の研究課題が採択されました。

 SCATは、広く情報通信技術の研究開発の推進に寄与し、もって我が国社会経済の発展に貢献することを目的に研究費の助成を行っています。

 *詳しくは、一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター(SCAT)ホームページをご覧ください。

  • 採択期間:令和4年4月~令和6年3月
  • 研究課題名:「セキュア音声コミュニケーションのための音声情報ハイディング法」
  • 研究概要:聴覚情報に係るマルチメディア情報ハイディング技術の基盤整備には、聴覚科学の研究成果と音声知覚・音声合成の研究の成果が求められます。音声情報ハイディングの処理体系において、重要な要求項目は、知覚不可能性(情報の埋め込みに気づかないこと)、秘匿性(隠されていることを知られないこと)、頑健性(悪意ある攻撃に耐性があること)を満たすことです。さらに、対象が音声信号の場合、音声符号化・圧縮技術に対しても頑健でなければなりません。広範囲の応用を考えると、情報秘匿の埋込容量(ペイロード)も大きいことが望まれます。本研究では、これらの要求項目を満たす、革新的な音声情報ハイディングの技術基盤を確立することを狙いとしています。
  • 採択にあたって一言:本研究課題を採択頂き大変嬉しく存じます。また、一般財団法人テレコム先端技術研究支援センターおよび本助成の選考委員会の皆様に深く感謝申し上げます。本研究成果が、革新的な音声情報通信技術の研究開発に貢献できるよう精進してまいります。

令和4年4月12日

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