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令和5年度入学式を挙行

 4月4日(火)、白山市鶴来総合文化会館(クレイン)文化ホールにおいて、令和5年度入学式を挙行いたしました。

 博士前期課程241名、博士後期課程58名 計299名の新入生が、「JAISTの一員として真摯に学問に取り組み、学生の本分を全うする」ことを誓い、入学者代表が学長に署名簿を手渡しました。

 寺野学長は「ぜひ、自分自身の今までの専門分野にとらわれず、幅広い知識を身に着けてください。これは、本学在学中の研究はもちろん、卒業後の仕事にも大いに役立ちます。」と、式辞を述べました。

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式典の様子
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式辞を述べる寺野学長
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署名を行う入学者代表

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式典開始前に披露された
サクソフォンアンサンブルの演奏

学長式辞

 新入生の皆さん、北陸先端科学技術大学院大学へのご入学を教職員を代表してお祝いいたします。皆さんのような素晴らしい学生を本学に迎えることができたことは、我々教職員一同にとって、この上もない喜びです。

 北陸先端大は、創立以来、先端科学技術の広い分野で世界トップレベルの研究を推進し、これを通じた人材育成と社会貢献に努めるとともに、大学改革の先導的モデルとして新しい大学院像を示してきました。

 この使命を受け継ぎつつ独自の研究の高度化と先鋭化を進め、世界トップの研究大学へと飛躍し、グローバルに活躍できる人材を育成するためのJAIST未来ビジョンを策定しています。

 ここで、JAIST未来ビジョンを紹介します。

 北陸先端科学技術大学院大学は、独自の研究の高度化と先鋭化を進めつつ、国内外の大学や研究機関、産業界とのグローバルな連携に基づく新たな共創により、科学技術の未来を拓き世界の持続的発展に貢献するイノベーション創出拠点として、世界トップの研究大学を目指す。
 全学一研究科体制の下、意欲に溢れた学生を国内外から広く受け入れ、先端科学技術の確かな専門性を持ち、新たな時代を先導する『しなやかな強さと共創力』を備えたグローバルリーダーとして育成する。

 このように本学は世界トップの研究大学を目指していますが、同時に研究を通じた人材育成、すなわち教育を大切にしており、教育・研究両面での社会貢献を進めています。教育とは文字通り教え育てることであり、特に本学は大学院大学ということもあり、授業のみではなく、研究室内での研究を通じた教育も大切にしています。

 もちろん、皆さんが優れた研究成果を上げるためには、しっかりとした基礎知識と課題解決への方法論を身に着けていることは重要であり必要です。本学では、受講科目を開講されている全講義から自由に選択できます。ぜひ、自分自身の今までの専門分野にとらわれず、いろいろな分野の講義を受講して幅広い知識を身に着けてください。これは、本学在学中の研究はもちろん、卒業後の仕事にも大いに役立ちます。

 本学では在校生の40%以上が海外20数か国からの留学生であり、外国人教員も数多く在学しています。このようなダイバーシティ豊かな環境を積極的に活用して、グローバルな感覚を身に着けていただくことを期待します。

 また、博士前期課程に入学した皆さんには、早い時期から後期課程への進学を視野に入れていただきたいと思います。博士後期課程に進学して、より高い実力と広い経験を有して社会に出ることが、将来のより大きな成果に繫がります。

 今、世界は新型コロナウィルス感染症に加えて戦争という大きな問題に直面しています。これらの問題を解決し、この先二度とこのような問題を引き起こさないためにも、科学技術の発展に加えて、人と人、国と国との素晴らしい関係を築き上げることが必要です。

 どうぞ皆さん、本学のグローバルな環境での研究と教育により、科学技術の発展と世界の平和に貢献する人材として、大きく成長してください。

 皆さんの未来が北陸先端大で大きく広がることを期待して、私からの祝辞といたします。

令和5年4月4日

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