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令和8年度入学式を挙行

 4月3日(金)、白山市鶴来総合文化会館(クレイン)文化ホールにおいて、令和8年度入学式を挙行しました。
 博士前期課程256名、博士後期課程49名 計305名の新入生が、「JAISTの一員として真摯に学問に取り組み、学生の本分を全うする」ことを誓い、入学者代表が学長に署名簿を手渡しました。

 寺野学長は「ぜひ、自分自身の今までの専門分野にとらわれず、幅広い知識を身に付けてください。これは、本学在学中の研究はもちろん、卒業後の仕事にも大いに役立ちます。」と、式辞を述べました。

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式典開始前に披露された金管10重奏の演奏
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署名を行う入学者代表
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宣誓を行う入学者代表
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式辞を述べる寺野学長

学長式辞

 新入生の皆さん、北陸先端科学技術大学院大学へのご入学を教職員を代表してお祝いいたします。皆さんのような素晴らしい学生を本学に迎えることができたことは、我々教職員一同にとって、この上もない喜びです。
 北陸先端大は、創立以来、先端科学技術の広い分野で世界トップレベルの研究を推進し、これを通じた人材育成と社会貢献を使命としてきました。
 この使命を受け継ぎつつ世界トップの研究大学へと飛躍し、グローバルに活躍できる人材を育成するためにJAIST未来ビジョンBEYONDを策定しています。
 ここで、JAIST未来ビジョンBEYONDを紹介します。

 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は、学部を持たない国立大学院大学としての特徴・特性を活かす戦略的な経営と徹底した産学官連携・国際連携により、今を越え未来を拓く独創的な研究とそれを通じた高度専門人材の育成を共創的に推進する。
 多様な人材が集い育ち新たな知を創り続ける拠点として、また世界の知と人材をつなぎ循環・高度化させる中核として、我が国の知の総和の向上と人類知性の発展に貢献し、社会の変革を先導する世界トップの研究大学を目指す。

 このように本学は世界トップの研究大学を目指していますが、同時に研究を通じた人材育成、すなわち教育を大切にしており、教育・研究両面での社会貢献を進めています。教育とは文字通り教え育てることであり、特に本学では、授業のみではなく、研究室内での研究を通じた教育も大切にしています。
 もちろん、皆さんが優れた研究成果を上げるためには、しっかりとした基礎知識と課題解決への方法論を身に付けていることが必要です。本学では、受講科目を、開講されている全講義から自由に選択できます。ぜひ、自分自身の今までの専門分野にとらわれず、いろいろな分野の講義を受講して幅広い知識を身に付けてください。これは、在学中の研究はもちろん、卒業後の仕事にも大いに役立ちます。
 本学の在校生は40%以上が海外約20か国からの留学生であり、外国人教員も数多く在学しています。このようなダイバーシティ豊かな環境を積極的に活用して、グローバルな感覚を身に付けてください。
 また、博士前期課程に入学した皆さんには、早い時期から後期課程への進学を視野に入れていただきたいと思います。博士後期課程に進学して、より高い実力と広い経験を有して社会に出ることが、将来のより大きな成果に繫がります。
 皆さんがこれから学ばれる石川の地は、能登半島地震と奥能登豪雨という大きな災害に見舞われました。我々北陸先端大は、産学連携を通じた復興支援を進めています。能登の復興には、電気や水道、住居や道路のようなインフラが重要であること言うまでもありませんが、能登に人が定着するには仕事が必要です。本学は、産学連携を通じて能登に仕事を生み出すための連携と支援を続けています。復興はまだまだ途上にあります。被災された方々が、一日も早く元の穏やかで健やかな暮らしに戻られることを心からお祈りするとともに、皆さんには本学の一員として震災からの復興や今後の自然災害に対する防災・減災の意識を強くお持ちいただきたいと思います。
 また、我々は戦争という愚かな行為にも直面しています。戦争は科学技術の力だけでは解決できません。それには、グローバルな視野に立った人と人、そして国と国との素晴らしい関係に基づく相互の理解が必要です。皆さんは、本学で、多くの国からの留学生や教員の方々と素晴らしい時間を過ごされることと思います。そのようなグローバルな環境の中で、科学技術の発展と世界の平和に貢献する人材として、大きく成長してください。
 北陸先端大が皆さんの研究者や技術者としての故郷、第2の故郷となることを楽しみにしています。
 皆さんの北陸先端大での時間が素晴らしいものであること、そして皆さんの未来が北陸先端大で大きく広がることを祈念して、私からの祝辞といたします。

令和8年4月3日

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