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コンピューティング科学研究領域のシュワルツマン准教授が参画した国際共同研究成果がNature誌に掲載

 コンピューティング科学研究領域のSCHWARTZMAN, Gregory(シュワルツマン グレゴリー)准教授が著者として参画した国際共同研究の成果が、学術誌Natureに掲載されました。
 掲載された論文は、ショウジョウバエ成虫の脳と腹側神経索を統合した大規模な神経回路地図、すなわちコネクトームを構築し、感覚情報の処理から身体運動の制御に至る神経回路の構造を解析したものです。脳と、脊髄に相当する腹側神経索を一体として捉えることで、行動を生み出す神経制御の全体像に迫る重要な成果です。
 本研究は、ハーバード大学医学部をはじめとする多数の研究機関による大規模な国際共同研究として実施されました。シュワルツマン准教授は、コンピューティング科学の専門性を活かし、本研究に参画しました。

【シュワルツマン准教授のコメント】
 今回の研究は、ショウジョウバエの脳と神経索をつなぐ大規模な神経回路を、きわめて詳細に理解するための国際共同研究です。私は主導著者ではありませんが、このような学際的かつ大規模な研究に、コンピューティング科学の立場から参画できたことを大変うれしく思います。神経回路の複雑な構造を理解するうえで、計算科学、アルゴリズム、データ解析の役割はますます重要になっています。本成果が、神経科学と情報科学のさらなる連携につながることを期待しています。

【神経科学の専門でもある小泉 周 理事・副学長(研究戦略担当)のコメント】
 コネクトーム研究は、神経細胞どうしの接続関係を網羅的に明らかにすることで、脳がどのように情報を処理し、行動を生み出すのかを理解しようとする、現代神経科学の重要なフロンティアです。とくに今回の成果は、ショウジョウバエの脳だけでなく、身体運動に関わる神経索までを統合的に解析した点で、大きな意義があります。
 また、このような大規模な神経回路データの解析には、コンピューティング科学、アルゴリズム、データサイエンスの力が不可欠です。JAISTの研究者が国際共同研究の一員としてNature誌掲載論文に貢献したことは、本学のコンピューティング科学が生命科学・神経科学の最先端にも接続しうることを示すものです。

■論文情報
掲載誌:Nature
論文タイトル:Distributed control circuits across a brain-and-cord connectome
掲載日:2026年6月8日
DOI:https://doi.org/10.1038/s41586-026-10735-w

■関連リンク
Harvard Medical School 掲載記事:
Researchers Publish First Complete Connectome of Fruit Fly Brain and "Spinal Cord"
https://hms.harvard.edu/news/researchers-publish-first-complete-connectome-fruit-fly-brain-spinal-cord

令和8年6月18日

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