JAISTとSpringer Natureが「Trust in Science Roundtable」を共同開催 ―科学への信頼を支える仕組みについて多様な立場から議論-
10月9日(金)、本学(JAIST)は、国際的な学術出版社Springer Natureと共同で、JAIST東京サテライト(品川)において、両機関として初めてとなる「Trust in Science Roundtable」を開催しました。
当日は、Springer Natureから、学術誌『Nature』編集長のMagdalena Skipper氏と、副社長のNick Campbell氏が参加しました。大学・研究機関、研究助成機関、科学技術政策・行政、産業界、報道機関、科学コミュニケーションなど、さまざまな分野の関係者が集まり、科学への信頼をいかに維持し、強化していくかについて意見を交わしました。
議論では、科学への信頼は正しい研究成果を伝えることだけでなく、研究の透明性や、科学が誤りを発見し、新たな証拠に基づいて自らを訂正できることによって支えらている、との観点が示されました。また、SNS上の誤情報の拡散と訂正の遅れ、AIが生成する回答における情報源の追跡可能性、研究の実質的な貢献を重視する評価のあり方、科学者と社会をつなぐ仕組みについても意見が交わされました。
開会にあたり、寺野稔学長は、大学が社会から独立して知識を生み出すだけでなく、地域社会や産業界とともに知識を創り出す役割の重要性を述べました。また、小泉周理事・副学長は、大学、出版社、行政、企業、メディアなどが連携し、それぞれの立場から科学情報の品質保証と自己訂正を支える必要性を強調しました。
JAISTは、今回の対話を契機に、Springer Natureをはじめとする関係者との連携を深め、科学と社会の信頼関係を支える仕組みについて、継続的な議論と具体的な協働の可能性を探っていきます。
令和8年10月16日
