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本学の観光人材育成プログラムが観光庁「ポストコロナ時代における観光人材育成事業」のモデル事業に採択 ~北陸で観光人材育成の国内標準プログラムを開発~

本学の観光人材育成プログラムが観光庁
「ポストコロナ時代における観光人材育成事業」のモデル事業に採択
~北陸で観光人材育成の国内標準プログラムを開発~

 この度、リスキル・リカレント教育センターの敷田麻実教授が提案した観光人材育成プログラムが、観光庁が令和5年度より新しく公募を開始した「ポストコロナ時代における観光人材育成事業(※)のモデル事業に採択されました。同事業には全国から16件の申請があり、本学は、今回採択を受けた6件(4大学及び2民間企業)の中の一つとして今年度の事業を開始します。

 インバウンド観光の再開に伴い、地域社会や経済の再生に寄与する観光産業の発展が大いに期待されていますが、一方で、DX化や地域ブランディングを理解するミドルマネージャーは大変不足しています。しかしその養成・教育機関は少なく、学部教育が中心の大学でも十分対応できているとはいえません。特に北陸地域は観光分野のMBA(経営大学院)も存在せず、東京などからの人材派遣に依存している状況です。プログラムの開発と提供が待たれています。

 今回の事業は、令和4年度に観光庁が「観光人材育成方ガイドライン」を決定したことに伴い、それに準拠した初めてのプログラム開発となります。
 
本学は、これまでの各種観光産業向け人材育成事業(いしかわ観光創造塾、観光コア人材育成スクール、ラーニングセミナー等)で培った実績や経験を十分に生かし、観光業界において個々の事業を担う「観光産業人材」、さらに観光地域全体の経営を担う「観光地経営人材」について、全国展開が可能な汎用性の高い人材育成プログラムの開発を行ってまいります。

(※)ポストコロナ時代における観光人材育成事業
 観光庁が令和5年3月にとりまとめた報告書「ポストコロナ時代における観光人材育成ガイドライン-持続可能な観光地域づくりに向けて-」では、観光地域づくりを進める人材を個々の事業経営を担う「観光産業人材」及び、観光地全体の経営を担う「観光地経営人材」の2つのタイプで整理し、それぞれ求められる人材像や知識・技能、教育内容の概略を示しています。
 本事業はこのガイドラインに基づく教育実践が全国各地で行われるよう、モデル的カリュキュラムを作成する大学等の教育機関や事業者を募集し、その教育プログラムの開発と実施を支援し、全国的にも先進事例との展開を図ろうとするものです。

北陸先端科学技術大学院大学リスキル・リカレント教育センターのウェブサイト
https://www.jaist.ac.jp/areas/facility/recurrent.html

令和5年9月20日

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