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受賞

学生の森さんが第27回国際P2M学会研究発表大会において発表奨励賞を受賞

 学生の森 俊樹さん(博士後期課程3年、知識マネジメント領域、内平研究室)が第27回国際P2M学会研究発表大会において発表奨励賞を受賞しました。
 国際P2M学会研究発表大会発表奨励賞は、一般社団法人国際P2M学会が開催する研究発表大会において、発表の技術及び内容が優れており、将来性が認められる発表を行った会員を表彰するものです。各発表トラックからそれぞれ1名が選出され、今回森さんは、「リスク、他トラック」において発表奨励賞を受賞しました。

■受賞年月日
 令和元年5月18日

■研究タイトル
 プロジェクトとプログラムのリスクマネジメントにおける機械学習と知識創造の統合アプローチ
 ―Machine-in-the-loop(機械参加型)知識創造プロセスの提案 ―

■研究概要
 プロジェクト・リスクマネジメントの重要性は広く認識されており、そのプロセスは概ね標準化されているにも関わらず、効果的な実践や定着化が困難となっている実態がある。その根本原因として、「不確実性を伴う事象に対する、トレードオフを伴う意思決定の難しさ」があると考えられる。本研究では、リスクマネジメントの本質的な課題に対して、取引コスト理論およびプロスペクト理論を用いて分析・考察するとともに、リスクマネジメントのさらなる高度化に向けて、機械学習と知識創造の統合アプローチである「Machine-in-the-loop(機械参加型)知識創造プロセス」を提案した。さらに、製品開発部門の実務者へのインタビュー結果に基づいて、その有効性を検証した。

■受賞にあたっての一言
 この度、第27回国際P2M学会研究発表大会におきまして、発表奨励賞を頂けたことを大変光栄に思います。最近の機械学習・AIの急速な発展は、プロジェクトマネジメントの領域にも多大な影響を及ぼしつつあります。従来、プロジェクトマネジメントでは人間の知識が大きな役割を担ってきました。人間と機械の最適な協調のあり方は今後の重要な課題です。このように興味深くかつ刺激的な研究テーマに取り組めていることを大変幸せに思います。ご指導頂きました内平直志教授ならびに貴重なご意見を頂いた研究室のメンバーに深くお礼申し上げます。

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令和元年6月5日

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