学生の谷口さんが日本デザイン学会第66回春季研究発表大会においてグッドプレゼンテーション賞を受賞
学生の谷口 俊平さん(博士後期課程1年、ヒューマンライフデザイン領域、永井研究室)が日本デザイン学会第66回春季研究発表大会においてグッドプレゼンテーション賞を受賞しました。
日本デザイン学会第66回春季研究発表大会グッドプレゼンテーション賞は、デザイン学研究のなかでも特に優れた内容を有しており、今後の概要作成や発表の在り方の模範として評価された研究に対して授与されるものです。
今回受賞した「高度QoL を実現するライフケア・デザインに関する研究」はポスターセッションで発表されたものです。
日本デザイン学会第66回春季研究発表大会は、2019年6月28日~30日にかけて名古屋市立大学において開催されました。
■受賞年月日
令和元年6月30日
■研究タイトル等
高度QoL を実現するライフケア・デザインに関する研究
■研究概要
本研究は、株式会社公進都市企画との共同研究において、前立腺がんの施術後におこる尿漏れを防止する医療器具を開発しています。医療機関の協力のもと臨床試験で得られた評価を即時反映させるため、デジタルファブリケーションの技術を使い試行を繰り返しています。
将来的には患者一人一人の症状に合わせ3Dプリンタから直接製造することを想定し、人体に優しいソフトマテリアルの開発を材料メーカと進めています。また、開発にあたって被験者への負担を減らすため、デジタルファブリケーションの技術を用い精密な陰茎モデルを制作し、器具の評価に用いています。
患者のQoLを高めるため、医療器具の制作工程、材料、デザインの研究開発を進めるとともに医療におけるデジタルファブリケーションの有効性を実証しています。
■受賞にあたっての一言
この度、日本デザイン学会第66回春季研究発表大会のグッドプレゼンテーション賞をいただき大変光栄に感じております。医療とデジタルファブリケーションのさらなる発展の一助となるよう今後も研究に励みたいと思います。本研究の実施の機会を与えて戴いた株式会社公進都市企画の皆様、ご指導頂きました永井由佳里教授、ならびに研究にご協力いただきました皆様に深くお礼申し上げます。
令和元年7月11日