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受賞

学生の小國さんが日本創造学会論文誌において論文賞を受賞

 学生の小國 美貴さん(博士後期課程3年、知識マネジメント領域・神田研究室)が日本創造学会論文誌Vol.23において論文賞を受賞しました。

 日本創造学会は創造性の問題を真剣に考え、議論し、研究している有志によって結成された、日本で最も歴史のある団体(1979年創立)です。この分野で日本学術会議が認定している唯一の登録学術団体(1984年登録)です。

*参考:日本創造学会ホームページ

■受賞年月日
 令和2年9月8日

■論文名
 持続可能性の探求における農村の地域づくりへのアクション・リサーチ

■著者
 小國美貴、神田陽治

■概要
 本研究は、人口減少・少子化・高齢化を抱える「農村地域」に焦点を当てた、長期間におよぶ地域活性化への過程を記述している。著者が「研究者」としてのみならず、「協働者」として「農村地域」に滞在し、地域活性化を目標に活動する人々とともに、文化的もしくは経済的でかつ持続可能性を考慮した、ひとつの仕組みを構築した。この「農村地域」を活性化する仕組みは、現役で活動する高齢の事業者が、「定年退職者」を後継者として指導することから始まり、年度ごとに「定年退職者」が指導を引き継ぎ、かつ実情に合わせた方法へ調整することにより、作業の最適・効率化が行われていくことを発見した。

■受賞にあたって一言
 この度、学術誌として当方の論文が掲載されるのみならず、栄えある論文賞として受賞できたことを大変光栄に思っております。本論文執筆にあたり、辛抱強く指導いただいた神田陽治教授ならびに、叱咤激励を頂戴しました國藤進名誉教授をはじめ、調査に協力いただいた「国造ゆず」に関わる皆様に、この場を借りて感謝申し上げる次第です。この受賞を機に、「地域活性化の伝道師」として、これまでより一層、研究活動に取り組む所存です。

令和2年9月24日

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