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受賞

学生の真壁さんが電子情報通信学会 第27回情報ネットワーク研究会研究賞を受賞

 学生の真壁 徹さん(博士前期課程2年、セキュリティ・ネットワーク領域、篠田研究室)が電子情報通信学会 第27回情報ネットワーク研究会研究賞を受賞しました。

 情報ネットワーク研究会(IN)は、情報ネットワークに関わる基盤技術およびそのシステム/ネットワーク全体を対象に活動を行っており、年7回の第一種研究会と年1回のワークショップ(ネットワークシステム研究会と併催)を開催しています。
 この研究会では、毎年1月から12月に発表された論文の中から特に優秀であり、今後の活躍が期待される論文を情報ネットワーク研究賞として表彰しています。

 今回の研究は、本学が実施しているグループ副テーマ研究(注)の一環として、宇多 仁助教の指導のもと行われました。

注:本学では専攻分野に関する主テーマ研究のほか、関連分野の知識等を修得し、幅広い視点から研究を行う能力を身に付けるため、副テーマ研究を必須科目として実施しています。複数の研究テーマに取り組むことにより、多彩な課題に対する適応力や応用力を高めることができます。副テーマ研究は個人で実施する場合とグループで実施する場合があります。

■受賞年月日
 令和3年3月4日

■研究題目、論文タイトル等
 In-Network Computingから見るデータセンタネットワークの研究動向と課題
 (電子情報通信学会技術研究報告 Volume 120, Number 125, pp. 13-18)

■研究者、著者
 真壁 徹、宇多 仁

■受賞対象となった研究の内容
 ネットワークデバイスが、従来の役割であるデータの送受信や転送に加え、様々な処理を行うIn-Network Computingには、データセンタネットワークが抱える課題を解決する可能性があります。しかし、領域全体を俯瞰した学術的文献が乏しく、新たにこの分野での研究開発に取り組もうとする際のハードルが高いのが現状です。そこで本研究は、その技術的特徴、標準化の動向、適用事例、課題と展望をサーベイ論文として整理しました。

■受賞にあたって一言
 このような賞を頂き、大変光栄です。本研究テーマをご指導くださった宇多先生に、また、篠田先生、篠田研究室の皆様には議論の場やアドバイスを頂き、心より感謝いたします。本論文が今後のIn-Network Computingの発展への貢献となれば幸いです。

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令和3年3月22日

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