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受賞

修了生の小川さんと佐々木さんが情報処理学会 第113回グループウェアとネットワークサービス研究発表会において優秀発表賞を受賞

 修了生の小川 和也さん(令和3年3月博士前期課程修了、ヒューマンライフデザイン領域西本研究室)と、佐々木 航さん(令和3年3月博士前期課程修了、ヒューマンライフデザイン領域、西本研究室)が情報処理学会 第113回グループウェアとネットワークサービス研究発表会において優秀発表賞を受賞しました。

 情報処理学会グループウェアとネットワークサービス研究会は、1993年に設立され、「協調基盤技術・グループウェア応用・ネットワークサービス」のテーマについて建設的な議論と情報交換の場を提供しています。
 第113回グループウェアとネットワークサービス研究発表会は、3月15日~16日にかけてオンラインで開催されました。

*参考:GN研究会優秀発表賞

■受賞年月日
 令和3年3月16日

【小川 和也さん】
■論文題目
 Commidor:テレワーク状況におけるインフォーマルコミュニケーションを誘発する仮想廊下

■受賞対象となった研究の内容
 新型コロナウィルスの影響により、テレワークの導入が多くの企業で進んでいます。テレワークでは、インフォーマルコミュニケーションが不足するため、意思疎通ができなかったり、孤独感を感じたりするなどの問題が発生することが指摘されています。そこでインフォーマルコミュニケーションを行うための空間を用意することでこの問題を解決しようとする試みが多くなされてきましたが、いずれもうまくいっていません。一方、実世界では、廊下を通行時に偶然出会った相手との間でしばしばインフォーマルコミュニケーションが生じます。廊下は本来インフォーマルコミュニケーションのための空間ではなく、次の作業を行う場所へ移動するための空間です。人々は作業の切り替えの際に廊下を通過することを余儀なくされますが、そのおかげで偶発的な出会いとそれに基づくインフォーマルコミュニケーションの発生という副次的効果がもたらされます。そこで本研究では、この実世界の廊下が持つ効果を採り入れた仮想廊下Commidorを考案・開発しました。Commidorの利用者は、PC上での業務の切り替え時に強制的にCommidor画面に遷移させられます。ここから抜け出て次の作業を行うためには、一定時間をかけてCommidor内を出口まで移動する必要があります。その間、同時にCommidor内に居合わせた他ユーザとのビデオ通話が可能となります。このシステムを用いた手法で実際にインフォーマルコミュニケーションが生じるかどうかを検証するために、筆者らの研究室を対象とした予備的実験と、研究室外の2組のグループに対する実験を行いました。その結果、就業時間があり全員が決まった時間帯に作業をこなす労働環境下では、十分にインフォーマルコミュニケーションを誘発することができることが示唆されました。

■受賞にあたって一言
 この度はこのような賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。今回、受賞できましたのは指導して頂いた西本先生、高島先生や、日々支えてくださった研究室の皆様のお陰です。心より感謝します。この受賞を励みに、より一層精進して参ります。

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【佐々木 航さん】
■論文題目
 カードゲームをモチーフにした結合アイデアの生成を支援するグループ発散思考技法

■受賞対象となった研究の内容
 ブレインストーミングなどの発散的思考技法では、提出されたアイデア同士を組み合わせて新たなアイデアを生成することが推奨されています。しかし現実には、アイデアの組み合わせによる新たなアイデア生成はほとんど生じません。そこで本研究では、組み合わせアイデアの生成促進に特化した、カードゲームをモチーフにしたグループによる2段階発散思考技法を提案しました。本提案技法では、最初に通常のブレインストーミングを行い、そこで出た個々のアイデアを記入したカードを使って第2段階ではババ抜きのようなゲームを行い、カードに書かれたアイデアを組み合わせたアイデアを生成します。提案技法と2つの比較技法を用いた比較実験の結果、提案技法では、個人の能力によらず安定した数の組み合わせアイデアが生み出せる可能性が示唆されました。

■受賞にあたって一言
 この度は、このような賞を頂戴し大変光栄に思います。本研究を進めるに当たって熱心にご指導頂いた西本先生、高島先生にこの場をお借りして心より御礼を申し上げます。また、多くのアドバイスを頂けた西本研究室の皆様、実験に協力してくださった皆様に深く感謝いたします。

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令和3年6月16日

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