セキュリティ・ネットワーク領域の藤﨑教授が第77回(令和2年度)電子情報通信学会 論文賞を受賞
セキュリティ・ネットワーク領域の藤﨑 英一郎教授が第77回(令和2年度)電子情報通信学会 論文賞を受賞しました。
電子情報通信学会は、電子情報通信および関連する分野の国際学会として、学術の発展、産業の興隆並びに人材の育成を促進することにより、健全なコミュニケーション社会の形成と豊かな地球環境の維持向上に貢献している学会です。
論文賞は、同会論文誌に発表された論文のうち特に優秀なものを選び、その著者に贈呈されるものです。
* 参考:電子情報通信学会ホームページ
歴代論文賞受賞者一覧
■受賞年月日
令和3年6月3日
■研究題目、論文タイトル等
A Constant-Size Signature Scheme with a Tighter Reduction from the CDH Assumption
■受賞対象となった研究の内容
暗号の安全性が計算量的問題に基づく場合、帰着される計算量的問題の難しさと帰着効率というものが大事になります。帰着される計算量的問題が難しく、帰着効率が良い暗号ほど小さなパラメータを選ぶことが出来るため結果として高速で小メモリーの実装が可能になります。これまで、帰着効率の良い小さな署名サイズを持つディジタル署名は計算量的判定問題に基づくものしかありませんでした。本論文ではより難しい計算量的探索問題に効率よく帰着する署名サイズが小さいディジタル署名を初めて提案し、その帰着効率を具体的に証明しました。
■受賞にあたって一言
このような賞を受賞でき光栄です。
令和3年6月29日