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受賞

学生の栗林さんがIOTS 2021において優秀論文賞及び優秀プレゼンテーション賞を受賞

 学生の栗林 健太郎さん(博士前期課程2年、セキュリティ・ネットワーク領域、篠田研究室)が第14回インターネットと運用技術シンポジウム(IOTS 2021)において優秀論文賞及び優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

 IOTS 2021は、本格的なDX(Digital Transformation)を支えるための運用構築技術に関する課題や取り組みについてさまざまな分野からの報告を行うとともに議論し、今後のインターネット構築運用技術の研究開発に寄与することを目的としています。
 今回、IOTS 2021は、11月25日から26日にかけてオンラインにて開催されました。

■受賞年月日
 令和3年11月26日

■研究題目、論文タイトル等
 IoTシステムの双方向データフローにおける設計と実装の複雑さを解消する手法の提案

■研究者、著者
 栗林健太郎(GMOペパボ、本学)、三宅悠介(GMOペパボ)、力武健次(GMOペパボ、力武健次技術士事務所)、篠田陽一(本学)

■受賞対象となった研究の内容
 本研究では、IoTシステムにおける構造的な複雑さを解決するために、IoTシステムの双方向データフローを統合的に設計・実装できる基盤を提案した。提案手法を用いると、デバイス層、エッジ層、クラウド層の3層にまたがるIoTシステムを、単一のプログラミング言語およびプロトコルを用いて統合的に設計・実装できる。また、IoTシステムにおける多様なデータフローに対応しながらも、開発者にとって把握の容易なシンプルな記法を用いて記述可能になる。さらに、提案手法を評価するために、実際にIoTシステムを提案手法を用いて実装した。その結果、提案手法が実践的なIoTシステムを構築するのに十分な機能と表現能力を持つことを示した。

■受賞にあたって一言
 2020年4月から博士前期課程に通う社会人学生として研究についても取り組んできたのですが、その途上は決して緩やかなものではありませんでした。今回、このようなご評価をいただけたのは、共著者の三宅さん、力武先生を始めとするペパボ研究所の皆さん、また、指導教員の篠田先生を始めとする研究室の皆さん、および、今回の研究でメインの実装技術となったElixirコミュニティの皆さんのおかげだと思います。重ねて感謝いたします。

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令和3年11月30日

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