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受賞

学生の宮内さんがNICOGRAPH International 2025においてHonorable Mention Awardを受賞

 学生の宮内竜一さん(博士前期課程2年、創造社会デザイン研究領域、謝研究室)が、NICOGRAPH International 2025においてHonorable Mention Awardを受賞しました。

 NICOGRAPH International 2025は、芸術科学会が主催し、令和7年6月19日~21日にかけて金沢歌劇座にて開催された国際会議です。平成14年から毎年開催されており、今回で第24回を迎えた歴史ある学会で、コンピュータグラフィックスおよびその関連分野における科学と芸術の融合研究を推進し、メディアアートの発展に寄与することを目的としています。
 Honorable Mention Awardは、同会議において優れた研究論文に授与される賞です。

※参考:NICOGRAPH International 2025

■受賞年月日
 令和7年6月21日

■研究題目、論文タイトル等
Physics-Aware Fluid Field Generation from User Sketches Using Helmholtz-Hodge Decomposition

■研究者、著者
Ryuichi Miyauchi, Hengyuan Chang, Tsukasa Fukusato(早稲田大学), Kazunori Miyata and Haoran Xie

■受賞対象となった研究の内容
 本研究では、流れに関する物理特性を考慮した2次元ベクトル場設計手法を提案した。提案手法は、スケッチからベクトル場を生成する潜在拡散モデルと、ベクトル場を編集するHelmholtz-Hodge分解に基づくベクトル場編集インターフェースから構成される。このような段階的な設計アプローチにより、従来の生成モデルでは考慮されていない物理的性質を効果的に扱うことができる。
 複数の評価実験により、提案手法の有効性が多角的に検証された。この成果は、将来のコンピュータグラフィックス研究において多様な流体制御問題に対処する上で、新たな可能性を開くものと考えられる。

■受賞にあたって一言
 このような賞をいただけてとても嬉しいです。一緒に研究をしてくださった常恒遠さん、福里司講師、宮田一乘教授、謝浩然准教授、本当にありがとうございました。これを励みに、今後もさらに良い研究ができるように頑張ります。

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令和7年8月1日

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