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受賞

学生の杉田さんが教育システム情報学会の令和6年度研究会優秀賞を受賞

 学生の杉田一樹さん(博士後期課程3年、人間情報学研究領域、長谷川研究室)が一般社団法人教育システム情報学会(Japanese Society for Information and Systems in Education, JSiSE)の令和6年度第4回研究会において行った研究発表が高く評価され、第50回JSiSE全国大会にて令和6年度研究会優秀賞を受賞しました。

 JSiSEは、教育・学習のためのシステムに関する学術的情報の交換と研究・開発・利用を支援し、教育・学習と産業の発展に寄与することを目的としています。
 令和6年度第4回研究会は、「AI時代における学習支援システムデザイン」をテーマに、令和6年11月9日、東京都調布市の電気通信大学100周年記念ホールにて開催されました。
 研究会優秀賞は教育システム情報学および関連分野における学問の発展を奨励することを目的として、JSiSE研究会で発表された研究のうち、特に優れていると認められたものに授与される賞です。

※参考:教育システム情報学会
    令和6年度第4回研究会

■受賞年月日
 令和7年8月31日

■研究題目、論文タイトル等
 L-VEIGe:誤答画像生成による英語語彙学習支援システム
 −認知的忠実性に基づく定量評価モデルの提案とデータセットの構築−

■研究者、著者
 杉田一樹、谷文(現名古屋工業大学)、太田光一、SIRITANAWAN Prarinya(信州大学)、長谷川忍

■受賞対象となった研究の内容
 誤答生成画像を活用した語彙学習支援システム、 L-VEIGe(Learning-Vocabulary Error Image Generation)では、学習者の誤答に応じて生成される誤答画像の提示により、学習者の繰り返しの誤りを防ぐうえで有効であることが示されている。しかし、生成画像において学習者が誤りを十分に理解するに足る情報が欠損する特徴消失問題が存在する。この課題に対処するため、本研究では、学習者の認知に基づき定量的評価を試みる、認知的忠実性に基づく定量的評価モデルを提案する。さらに、定量的評価モデルの学習のためのアノテーションデータセットを構築し、アノテーション環境を整備した。

■受賞にあたって一言
 この度は、「研究会優秀賞」を頂戴し、誠に光栄に思います。ご指導を賜りました、長谷川忍教授、太田光一助教、そして、名古屋工業大学谷文准教授、信州大学Siritanawan Prarinya准教授 をはじめ、研究室の皆様方に感謝申し上げます。加えて自身が参加するSIG CALSTのメンバーの方々に厚くお礼申し上げます。頂戴した賞を励みに、今後もより一層研究を深めて参ります。

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令和7年10月16日

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