学生チーム「SoTA」が「クマ×共生ハッカソン」発表会で総合優勝
9月27日(土)、石川県地場産業振興センターで開催された「クマ×共生ハッカソン(成果発表会)」において、学生の安藤光平さん、藤田祐樹さん、菅原叶野さん、阿慈地惇人さん(博士前期課程2年、人間情報学研究領域、岡田研究室)のチーム「SoTA」が提案した「クマ総合窓口AI」により、総合優勝を果たしました。
「クマ×共生ハッカソン」は、石川県と金沢市の共催によるイベントで、クマの出没情報やブナ科植物の豊凶予測といったオープンデータを活用し、「安全を守るためにできること」「野生動物と共に生きるための仕組み」「地域や人をつなぐしくみ」などについて議論し、プロトタイプ(試作品)として提案する取り組みです。
※参考:クマ×共生ハッカソン
■受賞年月日
令和7年9月27日
■提案したアプリ「クマ総合窓口AI」の概要
通報と分散したクマ情報を一本化し、住民が探さずに必要な情報だけを受け取れる総合プラットフォームです。適切で効果的な情報発信により、人とクマの棲み分け(共生)を実現します。
プラットフォーム内の主な機能としては、60秒通報システムと、パーソナライズ情報提供その他多数。パーソナライズ情報提供では、チームメンバー4人全員が岡田研究室でAIの研究室ということもあり、そのバックグラウンドを活かして、クマ専用AIが年齢・地域・子どもの有無などの属性や質問内容に応じ、RAGにより信頼できる出典付きで最適回答を提示します。これらの機能を付した総合プラットフォームでは、ほかのチームのサービスと連携することができ、各アプリや機能、情報発信の効果を最大化します。
■受賞にあたって一言
岡田研究室のメンバーと夜中まで話し合ったり、議論しながらサービス開発をすることができ、さらに総合優勝することができ、最高の青春でした。JAIST周辺はクマの出没もあり、地域課題にITで関わる貴重な経験となりました。今後も地域と共にあるJAISTの学生として、視野を広く挑戦していきます。

(左)Code for Kanazawa代表理事、
アイパブリッシング(株)代表取締役
福島健一郎氏
(右)SoTAメンバー

発表の様子
令和7年10月24日
