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受賞

修了生の村上さんが日本音響学会第153回研究発表会において学生優秀発表賞を受賞

 修了生の村上正悟さん(令和7年3月博士前期課程修了、人間情報学研究領域、鵜木研究室)が、一般社団法人日本音響学会第153回(2025年春季)研究発表会において、学生優秀発表賞(第30回)を受賞しました。

 日本音響学会は、音に関するあらゆる分野を扱う世界でも類のない学会です。学会の活動は多岐に及び、定期的な学会誌の発行や書籍の編集、研究委員会主催による月例の研究会、春と秋に開催する研究発表会などのほか、公開セミナーやシンポジウムを開催しています。
 学生優秀発表賞は、平成21年に創設された賞で、将来の音響学の発展を担う若手研究者を奨励するため、春季又は秋季研究発表会において優秀な発表を行った学生会員に贈呈されるものです。

※参考:日本音響学会

■受賞年月日
 令和7年9月11日

■研究題目、論文タイトル等
 聴覚フィードバック情報に基づく母音の発話運動制御における話者の母語の影響

■研究者、著者
 村上正悟、上江洲安史、鵜木祐史

■受賞対象となった研究の内容
 母音のF1における聴覚-発話運動制御が話者の母語に依存するかを検証するために、フォルマント変形聴覚フィードバック実験を日本語、中国語、ベトナム語の母語話者を対象に行った。各母語話者の母語母音/e/と英語母音/ɛ/を発話ターゲットとし、F1の摂動(F1上昇・下降条件をもつ摂動パターン)に対する補償応答を分析した。結果から、母音/e/F1における聴覚-発話運動制御の学習には、話者の母語が影響する可能性があることが分かった。

■受賞にあたって一言
 この度は、このような栄誉ある賞を賜り、大変嬉しく思います。博士前期課程の修了から学会参加に至るまで、さまざまなご支援をいただきました鵜木祐史教授、上江洲安史特任助教をはじめ、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

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令和7年11月13日

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