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平成31年度入学式を挙行

 4月4日(木)、白山市鶴来総合文化会館(クレイン)文化ホールにおいて平成31年度入学式が行われました。
 先端科学技術専攻 博士前期課程302名、融合科学共同専攻 修士課程11名、先端科学技術専攻 博士後期課程55名、計368名の新入生が「JAISTの一員として、真摯に学問に取り組み、学生の本分を全うする」ことを誓い、本学慣例の署名を行い、代表者が学長に署名簿を手渡しました。
 続いて浅野学長が「より幅広い経験を積むためには、変化を恐れず、新しいことに挑戦していくことが大切です。自分の将来のために積極的に「何かを変えて」行かれることを期待しています」と式辞を述べました。

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入学者代表署名
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入学者代表宣誓
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式辞を述べる浅野学長
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宮竹獅子舞保存会による獅子舞の披露

学長式辞

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 本学の入学式に出席され、少し戸惑われている人も多いのではないでしょうか?入学式が簡素なのは、入学することよりも卒業することの方が重要だという認識があるからです。これは、約30年前に本学が開学した際に初代学長が示した方針でもあります。

 他にも、本学は他大学と多くの点で違っています。まず、多くの大学が大都市に所在するのに対し、本学は人口約5万人の能美市にあります。現在、多くの都市が人口減少で悩んでいるのに対し、能美市は人口が少しずつではありますが、増え続けています。それは井出市長が子育て世代が住みやすい街を目指すとして、特に若年児童に対する補助を充実させておられることが大きいと思います。本学は留学生が多いのが特徴で、学生のほぼ半数が留学生です。留学生が多いと、留学生の子供達の教育ということでも問題が生じますが、このことに対しても、能美市では留学生の子女を歓迎してくれていますので、家族も安心して住むことができるところだと思います。先日も、地元の小学校の校長先生がご挨拶に見えました。こんなところは他にはありません。大都市ならば世界中どこでも同じような雰囲気ですが、能美市のような規模の市町村になると、日本の伝統が残っており、留学生の皆さんも体験することができます。夏には「じょんから祭り」があり、私もお祭りに参加して学生と一緒に踊っています。入学してすぐに、地元の人たちが山菜取りに連れて行ってくださり、お昼には山菜の料理をふるまってくださるイベントもあります。

 これは入学された皆さんが知っていることですが、本学の入試では筆記試験はありません。30分の面接があるだけです。私は面接だけで充分だと思っていますが、日本の他の大学では筆記試験を実施しているのが現状です。なぜ、本学は筆記試験を実施しないのでしょうか?それは、本学が分野を変えて勉強してみようと考えている学生諸君を応援しているからです。本学では学部で勉強してきた分野と少し違う分野に挑戦したいと思っている人に、新しい分野の知識について尋ねるのではなく、知識よりもむしろ意欲を評価したい、ということで面接を行っているのです。ただ、意欲といっても、「頑張ります」と大きな声で言えるというのではなく、どのような勉強をするのかなど、必要なスキルを身につけるための具体的な行動計画を説明できるかどうかを評価しています。

 私は学長になって5年になりますが、「知的たくましさ」を最も大切にしてきました。「知的たくましさ」とは、より幅広い経験と知を求めようとする挑戦力を持ち続けることを言います。より幅広い経験を積むためには、変化を恐れず、新しいことに挑戦していくことが大切です。進化論を唱えたダーウィンは、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」という考えを示したと言われています。たくましい学生なら、先生の言いなりではなく、自分で目標を定め、目標管理も自分でできるはずだと信じています。

 最後になりますが、毎週木曜日に、雨が降らない限り、副学長の川西先生をリーダーとして散歩の会を催してもらっています。30分だけ大学の周囲を散歩しようというものです。私も会議がない限り参加します。学長と直接話ができる機会というのは、普通の大学ではそんなにないはずです。週に一度なので、ぜひ散歩の会に参加し、新たな友人・知り合いを作ってほしいと思います。

 皆さんがこれからJAISTで充実した日々を送られ、自分の将来のために積極的に「何かを変えて」行かれることを期待して祝辞とさせていただきます。

平成31年4月4日

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