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環境・エネルギー領域の金子研究室学生のKulisara Budpudさんらの論文がSmall誌 (WILEY) の表紙に採択

 環境・エネルギー領域の金子研究室博士後期課程学生ブッドプッド クリサラさん、桶葭 興資准教授、岡島 麻衣子研究員、金子 達雄教授らの「多糖膜が超らせん構造によって湿度変化に瞬間応答-ナノスケールから再組織化-」に係る論文がSmall誌 (WILEY) の表紙に採択されました。

■掲載誌
Small, volume 16, issue 29 (2020) 掲載日:2020年7月23日

■著者
Kulisara Budpud, Kosuke Okeyoshi*, Maiko K Okajima, Tatsuo Kaneko*

■論文タイトル
Vapor‐Sensitive Materials from Polysaccharide Fibers with Self‐Assembling Twisted Microstructures

■論文概要
 本研究では、シアノバクテリア由来の多糖サクランを用いて、水中で自ら形成するマイクロファイバーが乾燥時に2次元蛇行構造、3次元らせん構造など高秩序化することを見出すとともに、さらにこの構造を利用して、水蒸気をミリ秒レベルで瞬間感知して屈曲運動を示すフィルムの作製に成功しました。天然由来の代表物質でもある多糖をナノメートルスケールから再組織化材料としたこととしても意義深く、光合成産物の多糖を先端材料化する試みは、持続可能な社会の構築のための重要なステップとなります。

論文詳細:
https://doi.org/10.1002/smll.202001993
https://doi.org/10.1002/smll.202070159
プレスリリース本文:
https://www.jaist.ac.jp/whatsnew/press/2020/06/11-1.html

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令和2年7月29日

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