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環境・エネルギー領域の増田講師らの論文がJournal of Materials Chemistry C誌の表紙に採択

 環境・エネルギー領域の増田 貴史講師らの論文が英国王立化学会(RSC)刊行のJournal of Materials Chemistry C誌の表紙(inside back cover)に採択されました。

■掲載誌
J. Mater. Chem. C, 2021, 9, 5387-5395
掲載日2021年3月30日

■著者
Takashi Masuda, Maui Nakayama, Kimihiko Saito, Hirotaka Katayama, and Akira Terakawa

■論文タイトル
A cyclopentasilane-borane compound as a liquid precursor for p-type semiconducting Si

■論文概要
 密度汎関数法を用いて水素化ケイ素と水素化ボロンの間で形成されるルイス酸-塩基型の中間体構造の特徴を明らかにしました。そしてこの中間体を経由した脱水素化縮合反応を利用し、ケイ素―ボロンの直接結合を備えた水素化ケイ素化合物を新たに合成しました。更にこの化合物がp型半導体Siの液状前駆体となることを明らかにしました。そしてこの化合物をインク化しp型半導体Siのインクジェット印刷に成功しました。本研究は「プリンテッド『Si』エレクトロニクス」という新しい展開を実現するための材料を提供します。

論文詳細:https://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2021/TC/D1TC00165E#!divAbstract

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令和3年5月6日

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