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令和5年度第1回全学FDを開催

 7月28日(金)、Web会議システムを通じて令和5年度第1回全学FDを開催しました。今回は「生成系AIの教育研究への活用とリスク管理について」というテーマで、90名余の教職員が参加しました。

 神田陽治研究科長の挨拶に続き、遠隔教育研究イノベーションセンターの長谷川忍教授より生成系AIに関する話題提供が行われました。生成系AIツール(チャット型、画像生成、音楽生成、動画生成)を具体的に使用し、その開発動向や利活用に関する可能性と課題、研究・教育現場で交わされている取り扱いに関する議論について紹介いただきました。
 続いて池田心教授(人間情報学研究領域)による進行説明が行われた後、13グループ(各グループ約6~7人)に分かれてのグループディスカッションが行われました。研究や教育にどのように活用できるか、活用の際にどのような課題やその防止策があるか、学生への今後の指導や人材育成の場への影響についてなど、研究領域や職位が異なる参加者同士で活発な議論が行われました。その後、西村俊准教授(物質化学フロンティア研究領域)の進行によってグループディスカッションでの意見を全体共有し、最後に長谷川忍教授による講評が行われました。

 事後アンケートでは、80名からの回答のうち83.7%の参加者から今回のFD参加によって新たな学びがあったという回答があり、「トピックがタイムリーで有意義であった」、「いろんな観点からの意見を聞くことができてとても勉強になった」、「学生の意見も聞いてみたいと思った」、「今後の生成AI利用について考える良い機会となった」、などの感想が寄せられました。

 様々なツールが開発・社会実装されている生成系AIへの関心が高まるなか、多様な視点での議論を交えることで今後の生成系AI利用について改めて考える機会となりました。

令和5年8月7日

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