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「七尾キリコ祭り」開催に協力

 7月26日(土)、本学の学生30名と教員が、七尾市一本杉町で開催された「七尾キリコ祭り(奉燈巡行)」の開催支援活動に参加しました。

 当日は、キリコの組み立てから始まり、「わっしょーわっしょー」と声をかけながら町を歩き回って祭りの開催を地域の方々に知らせる儀式や、非常に重いキリコを担いで町内を巡行するなど、祭りに欠かせない活動を担いました。また、地域の方々から祭りの歴史や思い出、祭りへの思いについて伺い、体験と交流を通して多くの学びを得ました。

 この活動は、七尾市一本杉商店街関係者から「キリコの担ぎ手不足により開催が難しい」という声を受け、創造社会デザイン研究領域の郷右近英臣准教授が「祭りとコミュニティ構築の関係」に関心を持っていたことを契機に企画されたものです。知識科学の学びと現場体験を結びつけることを目的として、2泊3日の研修として実施しました。

 研修初日は、3人の講師によるお祭りと知識科学に関する講義やアイスブレイクを行い、2日目にはキリコの組み立て、地域の方へのヒアリングと交流、キリコ担ぎを実施。3日目は、前日の体験を踏まえ、「祭りを通じたコミュニティ再生」や「地域の内部と外部をつなぐ方法」などをテーマにワークショップを行いました。重いキリコを最初から最後まであきらめずに担ぎきった経験や、地域の方々との交流を通して、参加者同士の結びつきも強まり、祭りが持つ人々をつなぐ力を実感する機会となりました。

 一本杉の皆さまには最初から最後まで温かく迎えていただき、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。また、本研修に参加した学生たちの熱心な取り組みにより、大変密度の濃い時間を過ごすことができました。

 研修後には、地域のカウンターパートとなってくださった方から手書きのお手紙をいただき、「今回の活動への感謝とお祭りへの思い、復興への強い思い、来年以降も継続的な支援をいただけるとありがたい」というメッセージが寄せられました。参加学生からも、「大変良い経験になった。また来年も参加したい。」との声が多く聞かれました。

 今後も、「大学として何ができるか」、「復興支援を通じた学生の成長」という視点から、地域に貢献できる取り組みを継続していきます。

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キリコ組み立て
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キリコ担ぎ1
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キリコ担ぎ2
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ワークショップ
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全体集合写真

令和7年8月12日

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