エルゼビア社との連携・協力に関する覚書を締結
8月26日(火)、本学(JAIST)とエルゼビア社(オランダ)は、「AIによる研究マネジメントと社会変革の推進、および大学の新たな役割」に関する連携・協力に向けた覚書を、JAIST東京サテライトにて締結しました。
本覚書締結に至る経緯としては、令和7年6月12日(木)に、同サテライトで行われた、エルゼビア会長Youngsuk 'YS' Chi (ヨンスク・チ)氏と寺野稔学長との面談があります。面談では、JAISTが推進するMatching HUBをはじめとした地域社会への貢献、AIを活用した社会変革の取組、さらに近年ヨーロッパを中心に広がりつつある「4th Generation University(第4世代大学、4GU)」という新たな大学像について、活発な議論が交わされました。
こうした意見交換を契機に、JAISTとエルゼビア社は本覚書に基づき、AIによる研究マネジメントと社会変革に関する「白書」を共同策定し、世界に向けて知見を発信するとともに、大学の変革モデルの提示を目指すこととしています。さらに、大学が地域社会のエコシステムに初期段階から参画し、社会課題の解決と地域経済成長の促進を目指して、地域に根ざしたイノベーションを推進していくという4GUの理念を、日本において推進するために協力していくことも目的のひとつです。
JAISTは本覚書の締結を機に、生成AIをはじめとする先端科学技術を積極的に活用し、地域・行政・企業等との連携のもと実践的かつ持続可能な社会的価値の創出をめざした取り組みを一層推進していきます。


左:寺野稔学長、右:エルゼビア会長 Youngsuk 'YS' Chi氏
令和7年9月2日