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マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業において蓄積された10万件を超える構造化データの共用サービスが本格開始されます

 北陸先端科学技術大学院大学は、平成19年度から平成24年度までの5年間、文部科学省の設備共用事業「京都・先端ナノテクノロジープラットフォーム事業」に参加しました。さらに、平成24年度から令和3年度までの10年間は、同じく文部科学省の「ナノテクノロジープラットフォーム」事業に、北陸地域で唯一の機関として参画し、研究設備の整備とその高度化を推進してきました。令和3年度からは、その後継となる「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業に採択され、設備共用から創出されるマテリアルデータの収集・蓄積・利活用を目的とした新たな研究インフラの構築に向け、全国26機関と連携しています。
 本学は、七つの重要技術領域の一つである「次世代バイオマテリアル」分野のスポーク機関を担い、ハブ機関の名古屋大学を中心に、千歳科学技術大学、早稲田大学と連携。世界有数の合成、加工、構造解析の先端共用設備に加え、生体適合性検証支援のためのin vivo実験環境の整備、高品質データの創出・収集・構造化、データ利活用環境の構築などを進め、データ駆動型のバイオマテリアル研究の発展に貢献しています。

 このたび、文部科学省は、本事業で蓄積されてきた約11万件の構造化データについて、2025年9月30日より日本の学術界および産業界に向けた共用サービスを本格開始すると発表しました。構造化データは今後も継続的に蓄積され、年間数十万件規模の増加が見込まれています。共用データの利用を希望する研究者は、所定の利用料を支払うことで当該データをダウンロードし、研究開発に活用することが可能です。詳細は、以下をご参照ください。

文部科学省プレスリリース:
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01556.html

文部科学省 マテリアル先端リサーチインフラ公式HP:
https://nanonet.go.jp/

北陸先端科学技術大学院大学 ARIM事業HP:
https://www.jaist.ac.jp/project/arim/

ARIM Japan データポータル:
https://nanonet.go.jp/data_service/

令和7年9月30日

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