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北陸先端科学技術大学院大学と加賀電子 産学連携包括契約を締結

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北陸先端科学技術大学院大学と加賀電子 産学連携包括契約を締結
‐新事業創出に向けてエレクトロニクス分野を中心とした様々な基幹技術に関する共同研究を開始‐

 加賀電子株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:門 良一、以下「加賀電子」)と国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(所在地:石川県能美市、学長:浅野 哲夫、 以下「北陸先端大」)は、産業や社会全体の発展に寄与する新事業創出に向けて、加賀電子グループの取引先企業及び加賀電子が出資したベンチャー企業が持つ基幹技術が抱える課題を解決し、魅力的な製品開発を目的とした共同研究作業に関する包括契約を締結しましたので、お知らせいたします。

本契約に基づく主な取組みは、以下のとおりです。

1)共同研究開始日: 2019年4月1日より
2)包括契約期間: 5年間
3)目的: 産学連携を強化し、新事業創出につなげる
4)主な委託テーマ: エレクトロニクス分野を中心とした基幹技術の課題解決
①成長分野向けセンサー開発 (車載、医療、介護)
②次世代エネルギー素材の探求 (ナノテクノロジー他)
③ビックデータ活用基盤を構成する基礎技術 (高度セキュリティー、暗号化、ラッピング)、など

 加賀電子は、1968年の創業以来、独立系エレクトロニクス商社として国内外約4,000社のお客様に対して半導体及び電子部品を販売してまいりました。また、部品ビジネスに留まらず、早くからEMSビジネス(電装基板の製造受託サービス)、更には、お客様製品の企画・開発や設計支援、ソフトウェア・映像制作、ネットワークソリューションを中心としたシステムサポート等、多様なサービスを提供しております。
 2017年からは、創立50周年を記念した「50億円ファンド」を設定、ユニークな技術やビジネスモデルを構想・展開するベンチャー企業に少額出資することで、将来の加賀電子グループの成長を支える新規事業創出につなげる仕込みを行っています。

 北陸先端大は、先端科学技術分野における国際的水準の研究を背景に産学官連携活動を積極的に行う大学院教育と研究に特化した国立大学院大学です。世界トップクラスの教員や教育研究設備、IT基盤を備え、研究活動を展開しています。とりわけ、シングルナノ(10ナノメートル以下のサイズ)領域での革新的な極小デバイス、極限センシング技術や次世代エネルギーのための基盤技術の研究、また今後の仮想社会を安心、安全面で支える高信頼IoT基盤技術や人工知能(AI)活用技術などにおいて、最先端の研究活動を進めています。
 今回の産学連携包括契約では、北陸先端大が持つこれら世界レベルの研究インフラを新事業創出のための研究開発活動に活用し、委託する研究テーマによっては北陸先端大が持つ国内外の大学・研究機関等と連携した研究ネットワークも活用します。

 加賀電子と北陸先端大は、我が国産業や社会全体の発展に寄与する新事業創出に向けて、連携協力を進めてまいります。

平成31年4月4日

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