「文部科学省情報ひろば」において企画展示を実施 ~AOBAKO:IoTシステム開発のための新しいソフトウェア検証システム~
「文部科学省情報ひろば」において企画展示を実施
~AOBAKO:IoTシステム開発のための新しいソフトウェア検証システム~
北陸先端科学技術大学院大学(学長・浅野哲夫、石川県能美市)は、文部科学省との共同企画展示として、「文部科学省情報ひろば」企画展示室(東京都千代田区霞が関3-2-2)において、高信頼IoT社会基盤研究拠点による研究成果「AOBAKO:IoTシステム開発のための新しいソフトウェア検証システム」を紹介いたします。
Bluetooth Low Energy(BLE)ビーコンは、情報(アドバタイズパケット)を一定間隔で送信する送信機です。例えば、店舗の来店検知システムや博物館などで展示物に近づくとスマートフォンから解説が流れるといったナビゲーションアプリやスマートフォンアプリケーションの屋内測位に用いられています。しかし、多数のビーコン発信機を実際に建物内や屋外などに配置して動作の検証を行うことには多大なコストを伴います。そこで、北陸先端科学技術大学院大学高信頼IoT社会基盤研究拠点では、テーブル上でBLEビーコンを利用するアプリケーションの検証を行い、検証コストを削減するための検証システム「AOBAKO」を開発しました。
箱型の検証環境AOBAKO BOXでは、指定した条件に合わせてBLEビーコンの電波を発信します。指定したビーコンの状況の再現のために BLEエミュレータBluMoonを用いています。BluMoonは同拠点と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)北陸StarBED技術センターが独自開発したBLEエミュレータで、フレームレベルのBLE通信を再現し、ビーコン発信機の位置に応じた電波強度と電波干渉も計算します。BluMoonは、NICTの大規模ネットワークテストベッド「StarBED」で稼働します。AOBAKOは、検証対象端末をAOBAKO BOXに置くだけで任意の状況での検証を可能とし、IoTシステムの開発を支援します。
「文部科学省情報ひろば」企画展示 高信頼IoT社会基盤研究拠点 研究成果 期間:令和2年1月7日(火)~ 令和2年4月17日(金)予定 |
【主な展示物】
- 実物展示
・AOBAKO BOX - 映像
・AOBAKOの研究概要紹介 - パネル
・AOBAKOの研究概要紹介
・国立研究開発法人情報通信研究機構大規模ネットワークテストベッドStarBED紹介
令和2年1月7日