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物質・材料研究機構他と共同で文部科学省の「マテリアル先端リサーチインフラ」に採択

物質・材料研究機構他と共同で文部科学省の「マテリアル先端リサーチインフラ」に採択
- 最先端の研究設備の共用を継続すると共に、データ駆動型の研究開発を推進 -

 北陸先端科学技術大学院大学(学長・寺野 稔、石川県能美市)は、文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ」に申請し、採択されました。

<文部科学省 科学技術試験研究委託事業「マテリアル先端リサーチインフラ」とは>
 近年、マテリアル研究開発において、データを活用した研究開発の効率化、高速化、高度化と、より難易度の高い課題に対応するため、研究開発環境を最先端化することが重要となっています。また、現在実施されているナノテクノロジープラットフォーム事業の優良な基盤を活用・高度化し、共用基盤を国内全体として整備・充実していくことも必要とされています。こうした状況を踏まえ、高品質なデータを産学官から効率的・継続的に創出・共用化するための仕組みと、そうした高品質なマテリアルデータを戦略的に収集・蓄積・流通・利活用できる仕組みを持つ、マテリアル研究インフラのプラットフォームを整備する事業です。
 詳細は、文部科学省HPを参照ください。
 https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/material_research_results_00001.html

本学が採択された事業の概要は、次のとおりです。
■機関分類: スポーク機関
       研究設備共用の技術的サービスの提供、データ収集・蓄積、ハブ機関との接続を担います。
■対象領域: 次世代バイオマテリアル領域
■期  間: 令和3年4月より10年間
       ※令和2年度は設備(エレクトロスプレーイオン化質量分析装置)の整備が認められました。
(参考)採択機関 25機関(センターハブ機関:物質・材料研究機構(NIMS))
    うち、次世代バイオマテリアル領域には、以下の4機関が所属します。
    名古屋大学(ハブ機関)、早稲田大学、千歳科学技術大学、本学(スポーク機関)

 本事業において、本学は、ナノマテリアルテクノロジーセンターが保有する最先端の研究設備(質量分析器、核磁気共鳴スペクトル装置、透過電子顕微鏡、X線光電子分光装置など)を、北陸をはじめとする全国の企業、大学、公的研究機関に廉価な料金で提供し、産学官の連携による課題の解決、新産業の創出を目指すとともに、データ駆動型材料科学のフロンティアを開拓していきます。

令和3年3月16日

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