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七尾市と北陸先端科学技術大学院大学との連携協定について

七尾市と北陸先端科学技術大学院大学との連携協定について

 北陸先端科学技術大学院大学(石川県能美市、学長:寺野稔、以下「本学」)および七尾市(市長:茶谷義隆)は、地域の活性化および人材育成を目的として、令和7年10月31日(金)に連携協定を締結しました。

 本学では、七尾市が令和5年度より産学官金連携マッチングイベント「Matching HUB北陸」に出展したことをきっかけに、地域や全国の出展者との異業種連携を進めてきました。特に令和6年能登半島地震の発災以降は、七尾市をはじめ能登地域の事業者に対して被災状況や復興の進捗などのヒアリングを実施し、産学連携部門(未来創造イノベーション推進本部)を中心に、「Matching HUB北陸」を通じて異業種連携による産業活性化の支援に取り組んできました。

 また、本学は、平成28年熊本地震後に「Matching HUB熊本」を開催し、産業復興を後押しした実績があります。その経験を活かし、現在は七尾市をはじめとした能登地域の自治体や商工団体などと連携しながら、オープンイノベーションによる産業復興支援を計画しています。

 さらに、現在、能登地域の復興を見据えたスタートアップ創出のためのオープンイノベーション拠点を本学内に整備しており、令和8年度に運用を開始する予定です。その一環として、能登地域の課題解決をテーマとした学生向けアントレプレナーシップ教育やフィールドワーク等を実施し、七尾市との連携を通じて関係人口の拡大や地域スタートアップの創出を促進することで、地域の持続的な発展に貢献したいと考えています。

 本協定は、こうした本学の活動や研究・教育資源と七尾市が持つ地域のネットワークやフィールドを相互に活用し、双方の強みを活かした協働体制を構築することを目的としています。これにより、地域課題の解決と次世代を担う人材育成の実現を目指します。

令和7年10月31日

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