Jイノプラ3の採択
本学は、経済産業省の令和6年度補正予算「地域大学のインキュベーション・産学融合拠点の整備」事業(Jイノプラ3)に、「クライシスマネジメントを核としたスタートアップ創出のためのオープンイノベーション拠点の整備」として応募して採択されました。応募にあたっては、産学連携部門の外部資金獲得支援タスクフォースのメンバーと共創活動推進課、施設管理課が協力してチームを形成して臨みました。
本事業は、地域大学の研究成果を事業化することに特化した施設を整備することにより、当該大学を核とした産業集積を実現し、イノベーションによる地域経済の持続的な成長に貢献することを目的としており、今回は全国で10件が選ばれました。本学では、本事業を令和3年度にも獲得しており、今回が2度目の採択となります。具体的には、JAISTイノベーションプラザの1階部分の改修と新たなスペースの増築、および産学連携棟の改修を行います。本拠点の整備により、復興・再生、防災・減災のための知を集積して能登半島地震からの早期の創造的復興及び今後の自然災害等に対応するためのクライシスマネジメントを核とした持続可能なエコシステムを構築し、地域の活性化と発展、そして日本の発展に資するインパクトスタートアップを数多く創出することを目指します。
本学におけるスタートアップへの取組みについては、以前の学長だよりでもご紹介した「Tech Startup HOKURIKU(TeSH)」が、北陸3県の13大学・3高専を纏める形で進んでいます。今回のJイノプラ3の採択が、スタートアップ創出のためのオープンイノベーション拠点の整備という観点から、TeSHの取組みにも良い影響を与えるものと期待しています。
令和7年5月23日