OISTとの共同シンポジウム開催
11月26日に、「先端科学技術×Gendered Innovation」をメインテーマとして、沖縄科学技術大学院大学(OIST)との第2回共同シンポジウムを石川ハイテク交流センターで開催しました。
OISTとの共同シンポジウムは、両大学間の本格的な研究連携の推進を目的にしたもので、前回は昨年11月にOISTで開催されています。
今回は、OISTからカリン・マルキデス学長、御手洗哲司研究担当ディーンをはじめ学生・研究員の合計13名が来学しました。シンポジウムでは、両大学の学長による開会挨拶の後、Springer NatureのDr. Sowmya Swaminathanと東北大学 DEI推進センター 佐々木成江教授にGendered Innovationをメインテーマとする基調講演を行っていただきました。さらに、シュプリンガーネイチャー・ジャパンの浦上裕光氏をファシリテーターとして講演者2名を加えたパネルディスカッションが行われました。近年、基礎研究においても多様性の概念はその重要性が増していますが、特にGendered Innovationの観点は科学技術系の研究に新たな知見をもたらすものとして広く取り入れられています。今回のパネルディスカッションにおいても極めて有益な議論が展開されました。
その後、AI/メディカル/量子科学の3テーマに分かれ、両大学の研究者が互いの研究を発表するとともに、Gendered Innovationの視点を取り入れた意見交換が行われました。
シンポジウムの後半には、学生フラッシュトークとポスターセッションが行われ、投票と審査の結果、下記の3名がそれぞれの賞を受賞しました。
<Best Presentation Award受賞者>
・Adrian Augusto Mendoza Sumalde (JAIST)
<Presentation Award受賞者>
・Thu Trang Nguyen (JAIST)
・Daniel Lopez Lopez (OIST)
最後のネットワーキングレセプションでは、フラッシュトーク参加者をはじめ両大学から多くの研究者や学生が参加して活発な中にも和やかな意見交換が行われました。
本シンポジウムは、両大学に所属する研究者や学生間の研究連携を進める上で、大変有意義な機会となりました。これを契機に、新たな研究プロジェクトの立ち上げ等、より強固な連携体制の構築を目指して取り組んでまいります。

パネルディスカッションの様子

ネットワーキングレセプションの様子
令和7年12月18日
